最後に見たのが…95年の「いつかまた逢える」ですからね。13年ぶりとかw
最近は、夏の月9=あまりヒットしないという図式が密かにあるようですね。
今回のドラマは、とりあえず北乃きいちゃんが出るっていうことで見始めました。
予想通りといいますか、彼女の演技は良かったです。
が、問題なのはストーリーでして…
序盤は、1話完結で特定の生徒にターゲットを当てた明るい学園ドラマだったんですよ。
ところが、中盤ぐらいから妙な空気に…登場人物の誰かが死んでしまうことをほのめかすんですね。
ちょうどオリンピックが重なったせいもあるのか、視聴率があまりよくなかったようです。
路線変更なのか予定調和なのか分かりませんが、序盤とはまるで別の雰囲気のドラマになってしまったので、随分と重たくなってしまいました。
これなら、先生要らないよな…みたいな展開が数話ほど。
最終回は、序盤の雰囲気に戻った感じがしました。
序盤で伏線を作ってしまっていたので、なんとか回収にかかったような、あわただしい終わり方でした。
本当は日輪祭とか、もっと時間かけてやりたかったんだろうな。
このドラマを支えたのは、演技力の高い生徒たちだったような気がします。
ストーリーが一貫していないイメージの中、見ていて安心できる演技をする子が多かったです。
きいちゃんも良かったけど、谷村美月ちゃんという子を発掘しましたw
大政絢も月9デビューと、出世したもんですね。
これでいよいよケー刑事3代目が寂しい状況に…キャスティング不遇は事務所の問題なのか?
一方、主演のキター!の人は、あまりキャラを活かせていなかった気がします。
そもそもこのドラマを見た時、GTOのようにしたかったのかなと思ったんですよ。
あれは当時の漫画原作ブームもあり、キャラ設定などの土台がしっかり出来ていたからこそヒットしたんだと思うんですよ。
月9というブランドのせいで、イマイチな評価になってしまいますが、その枠を取れば…やっぱり、微妙だったかも。
ですが、第9話(最終回の前の回)で、思わず涙してしまいました。
ハチが死んだ後、みんなでハチのとったビデオを見ているシーンで、ハチの独り言にあかりが答える場面。
「あかりは、どこにいきたい?」
「ハチのところ。」
「水族館かなー?」
「…ううん、ハチのところだよ。」
このやり取りで不覚にも涙。
ただ、感動を人物の死で作り出してしまっている感じがあり、少なくとも名シーンと呼ぶには何かが足りない感じです。
それにしても、ウィキペディアってすごいね。
ドラマ終わって15分程度しか経ってないときに開いてみたんですが、もう最終回の情報が編集されていました。
さて、次クールは堀北月9主演ですが…見ようかどうか迷うところ。
あんまりラブストーリーって見慣れてないから、飽きる予感がするのね。
月9のヒロインとしては中山美穂に次ぐ若さでの抜擢ということで、話題性はあると思います。