同類のものが、いよいよ札幌圏にも登場します。
その名前が「Kitaca」。…まあ、分かりやすいネーミングといえばそうなんですが。
北のカード?来たか?どちらにもかかっていそうな名前ですね。
以前、Suicaを導入するとか言う話もあったんですが、JR北海道独自のカードを作ることで落ち着いたみたいですね。
<利用可能エリア>
対象は、札幌近郊のJR55駅。
【函館本線】小樽~岩見沢間
【千歳線】札幌~苫小牧間
【学園都市線】札幌~北海道医療大学間
オッケーイ!自分の生活範囲バッチリです。
意外と範囲広いのね。
出来ることは、ICカードなのでSuica等とあまり変わらないと思うんですが、特徴を列記します。
<特徴>
1)ワンタッチで改札機を通過
これがメインですね。あらかじめチャージしておけば毎回きっぷ売り場に並ぶ必要がなくなります。
2)繰り返し利用可能
通常のきっぷだけでなく、定期券も対象なので、環境に優しい乗車券ですね。
3)券売機できっぷの購入可能
改札機でかざす以外に、券売機につっこんでも使えます。
ウィズユーカードみたいなもんですね。
4)自動清算可能
乗り越した際に、不足分の手続きをしなくてもよいということですね。
ただ、チャージしている金額が不足している場合はどうなんでしょう?
5)再発行可能
定期を紛失しても安心ということですね。
手数料と預かり金(デポジット)で合計1000円かかるみたいです。
6)電子マネーとして使える予定
来年春以降の話ですが、お店や自販機でも使えるようになるのかな?
しかも、電子マネーとしてはSuicaと相互利用を予定しているみたいです。
そうすると、関東圏に持ち込んでも電子マネーとして使えるんですかね?
とりあえず、この6つがパンフレットに書かれている特徴です。
<種類>
もう既に定期としての利用も書いてますが、
・Kitaca定期券
・記名Kitaca
・無記名Kitaca
の3つです。
まず、前カードの共通事項です。
○カード内残額の上限は2万円
○払い戻しは手数料210円で可能
○デポジット料金は500円
記名と無記名の違いだけ書いておきますと、
○記名Kitacaは大人も小児も使えますが、無記名は大人のみ。(年齢登録が出来ないので料金体系を分けられないため)
○記名Kitacaはみどりの窓口でしか買えないが、無記名Kitacaは券売機でも販売できる
○紛失再発行は、記名Kitacaのみ
発売額はどちらとも2000円(うちデポジット料500円)なので、無くしやすい人、大金をチャージしておきたい人は記名の方がいいかもしれません。
逆に、こまめにチャージできる人や、名前載ってるのは嫌や…という人は、無記名でもいいんじゃないでしょうか。
<理解しておきたい用語>
★デポジット
日本語では「保証金」「預かり金」と訳され、要するに使い捨て防止のための掛金だと思えばよいでしょう。
カードを返却すれば、デポジット金も返ってくるようになってます。
コインロッカーでお金が返ってくるイメージですね。
★チャージ
カードにお金を入金しておくこと。ちなみに、みどりの窓口ではクレジットカードを使って入金することも出来るようです。
★SF
Stored Fareの略で、事前に入金された金額のことです。
銀行で言う預け入れに相当するので、SF履歴確認とか、あるいはSF残高なんて使い方をするのかな。
予定ではこの秋から使えるようになるみたいで、10月からはモニター試験も行われます。
実際に運用するとどのぐらいトラブルが起きるのか不明ですが、果たしてSuicaのように生活に密着できるんでしょうか?
専門用語の理解が出来なくて敬遠するお年よりは多い気がしますけどね。
それにしても、IC乗車カードって、なんで3文字にしたがるんでしょうか?
・Suica(JR東日本)
・ICOCA(JR西日本)
・TOICA(JR東海)
・SUGOCA(JR九州)
・nimoca(西鉄)
JR系での統一はまあ分かるとして、それ以外の鉄道会社、バス会社、交通グループもSuicaにあやかった名前を使いまくるのは、どうかと思うんですが。
札幌市交通局のSAPICAとかね…。ウィズユーカードと同じで、札幌市を出たら使えなくなるから、結局俺はバスで使えないんだよね。
そういえば、S.M.A.Pカードはどうしたの?(w