昨日は、トムソン・ロイター社の『第3回リサーチフロントアワード』の授賞式司会でした。
リサーチフロントアワード詳しくはこちらを!
【トムソン・ロイター社のリサーチフロントアワードに関するプレスリリース】
http://ip-science.thomsonreuters.jp/press/release/2012/rf2012/
リサーチフロントとは、これから飛躍的な発展が期待される先端研究領域のこと。
これが特定でき、それを研究する研究者の先生方をも特定できるのも、
世界的に幅広い学術データをもつ企業であるトムソン・ロイター社、だからできること。
トムソン・ロイター社といえば、毎年4部門においてノーベル賞予測を行い、的中させている企業ですが、
(今年のノーベル賞も4部門全員、過去に予測されていた方々だったそうです!
http://ip-science.thomsonreuters.jp/press/release/2011/Nobel-Success/)
そのトムソン・ロイター社が、『この分野はこれから伸びるのでは!』というのですから、
今回のこの『リサーチフロントアワード』の中から(もしかしたら年数は必要かもしれませんが
)将来のノーベル賞候補さえも出てくるかもしれません!
表彰式に先立っては、そんな未来のノーベル賞候補の皆さんを前に
実際に1973年にノーベル賞を受賞した江崎玲於奈氏が特別講演を行いました。
今年87歳になられる江崎氏は、小さい頃のお話から、大学時代、これまでの研究を振り返りつつ、とても熱心にそしてアメリカ生活が長いからなのか、関西人だからなのか、(きっとどちらも!)ジョークもたくさん交えてお話くださいました。
『ノーベル賞をとるためにやってはいけないこと、5か条』も伝授されてましたよ☆
科学に疎い私にも大変心に響くお話でした。
授賞式では、このためにフィラデルフィアからいらしたトムソンロイターのエグゼクティブヴァイスプレジデントのキース・マクレガー氏がプレゼンターを務め、16人の受賞者の皆さんを称えていました。
続くカクテルパーティでは、受賞者の先生方からお言葉も頂くことができました。
研究領域はそれぞれ細かい特定の領域ですので、その領域名を聞いても私などは、
具体的な研究を思い浮かべることができないのですが、
先生方は、自分の研究について、短いスピーチで的確に相手に理解してもらえる言葉を
繰り出して、さすがでいらっしゃいました!
たとえば、
『地質学的な手法に基づき19億年前の超大陸を復元し、北中国地塊の位置を推定』
という研究領域で受賞された東京工業大学の丸山茂徳先生は
過去の地球の状態の移り変わりから、生命の誕生の起源を探り、地球以外での生命体の生存可能性についても研究が及んで行くそうで、
聞いていて、研究が広がって行くことの素晴らしさに感動しました。
でも、その一方で先生方は、やはり基礎研究であるがゆえのご苦労もお話くださり、『苦労してきたかいがあった』と優秀な大学の教授がおっしゃるのにも心を打たれました。
こうした先生方の研究に触れる機会、本当に司会をしていてうれしく感じました。
今後の先生方のご活躍、心から期待しています!!!
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