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言語聴覚士の独り言

親父ギャグは存在しない

私は仕事でもプライベートでもどちらかというと明るい性格で時折冗談を言います。

若い頃は笑いが欲しさに人を傷つけるような冗談を言っていた時もありました。
若気の至りで反省しています。

1番良くない笑いです。

今日は仕事で私より年齢が上の50代の女性と一緒にご利用者宅を周りました(私は訪問してリハビリを提供する仕事をしています)

その方は名前が有名な芸能人と似ていて、自己紹介の掴みでひとネタをお持ちでした。

みんなその方とは初対面のご利用者でしたが全員にそのネタを用いて楽しく自己紹介をされていました。

強みであり素敵だなと思いますが、よく反応を見ていると笑う方がほとんどですが、中にはあまり笑わない方もおられます。

その差が何なのか考えると“笑う余裕があるかないか”だと推測できます。

ぴくりとも笑わなかった高齢女性は、話を伺うと、今日1人暮らしを諦めて施設入所を決めた。不安で仕方ないと言われていました。

正に冗談で笑う余裕はありません。

初対面で相手が笑う余裕がある状況か判断するのは不可能です。

笑う余裕がない人に冗談を言う事が悪ではありません。
悪ではありませんが冗談を言う絶妙なタイミングでもありません。

ダウンタウンの松本人志さんが前にTVで言っていて印象に残った言葉があります。

「親父ギャグなんてこの世に存在しない。言うタイミングが親父なだけや」

楽しませたいと思う素敵な気持ちも、受け入れる体制がない人には、うまく伝わらない場面もあると学びになりました。
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