カウンセリング「エデン」のふんわりエッセイ

心理カウンセラーの目で世の中を鋭くとらえながら、ものごとの真実を探ります。

Duesseldorf便り(6)時間

2008年04月05日 | ドイツ
ドイツの商店は、法律で平日は6時半で終業、木曜日はランゲ(俗称)といって8時半まで、土曜日は2時まで、日曜日は休業というように、決められていました。私たちは、平日は勤務がありますので、買い物の時間を確保するのに非常に苦労しました。木曜日の夕方か、土曜日の午前中くらいしかありません。(買いたいときに、ものが買える日本はナント便利なことか。)
 しかし、何十年と続いたこの法律も1996年の11月から平日は8時まで、土曜日は4時までに変更されました。これによって、買い物の時間にはかなりゆとりが生まれました。こちらに来たばかりの時は、大変不自由に感じたものですが、これはドイツの国のあり方によるものですから仕方がありません。しかし、このたびの変更は私たちにとってとてもありがたいことは事実でした。
日曜日は基本的には(宗教的な)休息日になっているので、掃除機や洗濯機は使用しません。平日でも、午後の1時から3時までは、休憩時間になっているため大きな音をたてないことも守らなければなりません。以前、文房具屋さんに行ったときのこと。1時少しを回っていました。この店では、すでにカーテンを閉め、休憩時間に入ろうとしていました。片言のドイツ語で、何としても買いたいと言うと、君は外国人だから特別だと言って売ってもらうことができました。ドイツ人であったら売らないよというわけです。このように、商店も休憩時間を厳密に守っています。 
よく、「ドイツにはサービス精神がたりない」といわれるのは、売り手が主体の商業スタイルが定着していることに要因があります。マイスター制度とう独特の職人養成制度があり、パン職人や靴職人など、社会的にステータスが認められています。ですが、時代の流れでしょうか、最近では、少しずつ買い手の立場に立って、商売をする向きが出始めています。


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