ネタばれせずにCINEるか

かなり悪いおやじの超独断映画批評。ネタばれごめんの毒舌映画評論ですのでお取扱いにはご注意願います。

桐島、部活やめるってよ

2024年05月04日 | なつかシネマ篇
大胆な脚色には定評のある吉田大八監督初期の代表作。おそらく原作小説では主人公なのだろう“桐島”という万能生徒がとうとう最後まで姿を現さない大胆すぎる演出、その桐島がバレー部を辞めたとある金曜日の放課後、同日同時刻の出来事をノーランの『ダンケルク』を思わせるクロスカッティングで何度も何度も繰り返す演出が抜群の効果を発揮している青春群像劇なのである。神木隆之介、東出昌大、橋本愛、太賀といった後にブレー . . . 本文を読む