正しい保護者の過ごし方

子供の成長を見るものはいいものです。子供の部活動を見ながら休日を過ごす父親のブログです。

心の柔道3

2009-11-12 21:14:49 | Weblog
柔道は対戦競技、タイムレースや得点競技ではありません。ですから勝ち負けの基準は自分と対戦相手の技量の差によって勝敗が決します。この技量と言うもののいくつかのバーツの一つに心というものがあるのを忘れてはいけません。
強いという要素を解析すると技、スピード、パワー、そして精神力という心の力を如何に鍛えるかという難問が立ちはだかります。
強い心を解析してみると、自信、経験、負けん気、冷静、度胸など色々な精神的なプレッシャーに打ち勝つすべを総合したいわゆる精神力というものを作り出していると思います。ここにもうひとつの心の柔道が存在すると私は思っています。
柔道の心、これを垣間見る試合は以外に身近にもよくあります。
明らかに相手の実績や校名、いわゆる下馬評では叶わない相手に対して精神力、心の部分では決して負けていない選手の試合。何とかしよう、一泡吹かせよう、気持ちでは絶対負けない。言い方はいろいろですが、見ていて気持ちの伝わる戦い方をする選手や学校。すばらしいと思える試合。決してひるむことなく自分のすべてを精一杯表現しようとしている試合、これが見たいのです。思わず声をあげて応援したくなる柔道。県武でも何度となく見させていただきました。まさに柔道の心がここにあります。中学、高校と身体と心を研いて何くそっと立ち向かう姿が大好きなのです。
当たって砕けろ。結果はあとから付いてくる。そう信じてがんばる姿、とても溌剌として輝いている選手。心の柔道の体現者がいるのです。そう、無名の多くの選手たち。自分を信じて、かんばれ、がんばれ。