世直しあるある探検隊が行く辛口雑記帳
天誅乙女の詩



昨日のIT産業を支えるIIT(インド工科大学)は当然東大より上でMITよりも難関である。天才秀才を教育する重要性については私のブログでも2回ほど書いたが、その分野では日本は中国、韓国にも劣っているのである。大学で何の役にも立たない一般教養を履修させることすらお笑いだ。大学を卒業しても英会話もできない教育水準では大した値打ちはない。第2回の今夜は中間層と呼ばれる収入に余裕があり消費を楽しむ事のできる階層のお話であった。欧米化の象徴である大型ショッピングモールは大都市から地方都市へ広がりつつある。食料品から家電、家具まで清潔で品質のよい品揃えに人々は満足気でだ。本社の幹部はエール大学出身、ゴルドマンサックスでBRICSレポートを書いたインド人女性である。番組の終盤にはマハトマガンジーの”物質文明に毒されるべきでない忠告映画が反響を呼んでいる”とインドの高度経済成長とその警鐘まで一気に紹介されていた。日本の終戦後の奇跡的経済成長などは過去のお話で、高度に情報化された現代ではBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国)のその速度はさらに急激である。日本のこれまでの発展は政治家や官僚が優れていたのではなく個々の技術者と部品を作る職人芸に支えられた製品開発であった。この気質は今も変わっていないと思うがこれだけでは将来不十分である。日本は天才秀才への教育の仕方に国益を託すという強い意思が欠如している。官僚になって裏金と、天下りを人生の目的にするような人間を輩出してはならない。『インドの衝撃』、残る第三回も楽しみだ。関係はないが、ついでに少子化対策について言おう。外国移民を招聘して人口を増やせばよい、労働者移民は困るが、専門職、事業移民は可。そして英語を第二公用語として早く普及させることこそ肝要。そのために多少日本語や独自文化が廃れても仕方が無い、言葉とは時代の変化で変わるものだし世界はスモール化してゆくのだから。

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