世直しあるある探検隊が行く辛口雑記帳
天誅乙女の詩



マンガ中国入門 やっかいな隣人の研究

飛鳥新社

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「やっかいな隣人の研究」という副タイトルから見てもわかるように、中国の外交における姑息さ、自国民、特に少数民族に対する弾圧、歴史的事実の歪曲を日本人は知るべきだという意図で書かれている。監修は台湾人の黄文雄という人。個人的付き合いにおいて中国の人にもいい人はたくさんいたし、これを読んで中国人は怖い、けしからん、野蛮だ。とは思いません。どこの国でもある程度、政治・外交となると醜くなるのはいたし方ない。言いがかり的、北朝鮮的、内政干渉的、国際的非常識に怒ったり、怯えたりして、振り回されていても始まらない、大事なことは日本が国としてこの”隣人”にどう対処し、付き合っていくのか洗練された大人の態度で対応することが肝要であろう。少なくとも諸外国にはそういう風に見られるようにという意味なんですけど。日本政府はまだ弱腰な対応しかできていないことこそ問題。この本の中で強烈だったのは”喫人”(人間を食べる)が20世紀初頭まであったということだ。戦乱、飢饉では大量に人が殺され食料になった。人骨が大量に発掘された場所を旧日本軍のせいにしている点だ。中国の悪い面で新たな発見があれば読む価値はあるだろう。もちろんこの本一冊で中国研究が十分であるはずがない。

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