沖縄戦の実相にふれるたびに戦争というものは
これほど残忍で これほど汚辱にまみれたものはないと思うのです
この なまなましい体験の前ではいかなる人でも
戦争を肯定し美化することは できないはずです
戦争をおこすのは たしかに 人間です
しかし それ以上に戦争を許さない努力のできるのも
私たち 人間 ではないでしょうか
戦争このかた 私たちはあらゆる戦争を憎み
平和な島を建設せねば と思いつづけてきました
これがあまりにも大きすぎた代償を払って得た
ゆずることのできない私たちの信条なのです

あれから61年。平和祈念公園の式典広場でキャッチボールする少年。