“山がそこにあるから登る”…のですか？

“山がそこにあるから登る”…とは、有名な登山家の言葉だそうだが、
そんな登山家でも悪天候になるとわかっている山に
登るような無謀なことはしないと思う。

…なのにプロでもない自称・登山家を気取る人たちが
台風並みの荒天が予報として出されていたにもかかわらず計画を強行、
そして遭難、多くの犠牲者を出したことが報道されていた。
こうなると救助するほうにも遭難者と同様、命を危険にさらすことになる。
ハッキリ言って自業自得。自己責任を問われてしかるべきであると思う。

登山とおよそ縁のないたろすけでさえも荒天予報は知っていた。
今から山に登ろうとする者が知らなかったでは済まされないのだ。
ズサンな計画を中止する勇気もないリーダーに導かれ、
命を落とすことになった人々があまりにも哀れである。

山を愛するとはそんなことを指すのではないと思う。
自然の厳しさをよく理解し、自分の命を大切にすることだと思う。
山に感情というものがあるのなら、
愚かな人間の行為を嘆き悲しんでいることだろう。

●参考：関連する日記です
　　◎北海道のツアー客、あわや遭難に思う・・ 2003年08月13日
　　◎遭難:人命軽視の主催者に思う　11月２７日 2004年11月30日