グランアレグリアは強かった。
中2週のローテというマイナス点すら、いわゆるひとつの重箱の隅。
シンコウラブリイ&タイキシャトルより強いベストマイラー。
グランアレグリアが勝ったレース回顧を。
“有終の美”という物語を脳裏から消し去って勝負した。
本命視したシュネルマイスター。
お世辞にもいい場所じゃなかった2枠3番。
前走、毎日王冠の幻影に惑わされず
ちゃんと馬を進めた横山武史の動きに敬意を。
あの位置取りを選択し、最後まで走り切ったことに感謝。
…勝ち馬、強過ぎたよね。
マイルでも戦えるんだと実感したダノンザキッド。
骨折明け後の恐怖心に負けなかった馬の勇気。
厩舎総出のケア&川田将雅に応えた3着に拍手を。
同じ安田厩舎のケイデンスコール…位負けだったりなんかして?
古豪の名に相応しいインディチャンプ。
サリオスの影に隠れつつ、出し抜けを狙った風に見えたが
今回、アレが精一杯だったと判断してしまった。
サリオス…ちょっとだけ力を出し惜しむタイプだったのかなぁ?
改めて確認すると4着までがG1勝ち馬。
「G1は格で買え」的な結果に相成った2021年のマイルチャンピオンシップ。
少しだけ、ほんの少しだけ、大らかな競馬をしたグランアレグリア。
やや遅い流れを追走し
最後、残った瞬発力を全開にした競馬。
そんなレースになったが故に、能力を一点に纏められた気がするのは
…ええ、気のせいですとも(笑)
繰り返しになるが
タイキシャトルやシンコウラブリイも霞む勝ちっぷり。
2歳の秋、サウジアラビアロイヤルカップを使った時には想像出来なかった。
グランアレグリア…いいお母さんになるんだよ。