別大マラソン
昨日、2022/02/06は賑やかな日だった。
賑やかというのは新聞のスポーツ面。
新聞は表記「別大マラソン」も大きく取り扱っていたが、最大は、小林陵侑のオリンピックの金メダル。
でも、我が家にとっては、「別大マラソン」が最大の関心事だった。
なにせ、マラソンコースは我が家から一望の国道10号を亀川まで北上し、折り返して南下、出発地点を通り越して大分市に至るルート。
5・6年前までは、道路端で大声を挙げて応援していたが、本年はそれはかなわず、ベランダから豆粒に見えるランナーに拍手を送っていた。
別大マラソン
西山君が大会新V 6人がMGC出場権獲得
2022/02/07(月) 03:00.
「別府大分毎日マラソン」は6日、大分市高崎山うみたまご前から大分市営陸上競技場までの42・195キロで行われた。
初マラソンで27歳の西山雄介(トヨタ自動車)君が2時間7分47秒の大会新記録で優勝、今夏の世界選手権(米オレゴン州)派遣設定記録の2時間7分53秒をクリアし、代表候補となった。
西山君に加え、
2位 鎧坂哲哉(旭化成)君
3位 藤曲寛人(トヨタ自動車九州)君
4位 古賀淳紫(安川電機)君
5位 相葉直紀(中電工)君
6位 中西亮貴(トーエネック)君
までがタイムなどの条件を満たし、2024年パリ五輪代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権を獲得した。
35キロ付近で抜け出した古賀君に西山君と鎧坂君が追い付き、40キロすぎに西山君がスパートをかけた。
視覚障害では東京パラリンピック女子マラソン金メダルの道下美里(三井住友海上)君が2時間57分20秒で優勝。
男子は和田伸也(長瀬産業)君がT11クラスの従来の世界記録を5分42秒更新する2時間26分17秒で制した。
新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催。海外からの招待選手は呼ばず、規模を縮小した。
(スタート時晴れ、気温7・0度、湿度43%、西北西の風6メートル)
西山君、40キロ手前で覚悟のスパート
西山君、40キロ手前で覚悟のスパート
実業団で約5年間、地道に積み重ねた力を終盤の勝負どころで体現した。
27歳の西山君は
「怖いものはない、果敢に攻めるだけ」
と自らを信じ、一時は先頭と離されても焦らない。前を走る古賀君の背中が、徐々に近づいてきた40キロ手前。
「ここまで来たら勝ちたい」
と強い覚悟が体を突き動かし、初マラソン歴代2位の快記録を生んだ。
三重県出身。
伊賀白鳳高では2012年全国高校駅伝で1区区間賞を獲得し、駒大では4年連続で箱根駅伝に出場した。
長距離の有力選手が集まるトヨタ自動車に入社し、マラソン挑戦を見据えたが、約2年間は不調に悩まされた。もんもんとしていた時、東京五輪の出場権を懸けたMGCをテレビで見てはっとした。
「この舞台で戦いたい」
と気持ちが明確に変わった。
「継続した練習が一番大事。シンプルだけど難しい」
と基礎から徹底した努力が実を結んだ。華々しく2年後のパリ五輪へ名乗りを上げ
「2回目、3回目(のマラソン)が大事になってくる。世界を見据えてやっていきたい」
と晴れやかに語った。
MGCとは
「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」
とは、日本陸連が主催するオリンピックマラソン日本代表選考会のことで、初開催は2019年9月15日の東京オリンピック日本代表選考会だ。
2023年秋に、パリオリンピック日本代表選考会を開催する。
MGCで内定条件に定められた順位となった選手が、パリオリンピック日本代表に内定する。
(以上)
39km付近 先頭が西山君