90代の繰言

後期高齢者の戯言

カジノ法に反対64% 2018/07/22 共同通信社

2018-07-31 00:04:14 | 日記

カジノ法に反対64% 2018/07/22
豪雨対応62%が評価せず


 共同通信社が21、22両日に実施した全国電話世論調査によると、通常国会で20日に成立したカジノ解禁を含む統合型リゾート施設(IR)整備法に反対との回答は64・8%に上り、賛成27・6%を大きく上回った。

 西日本豪雨への安倍内閣の対応を「評価しない」としたのは62・2%で「評価する」は27・5%。

 9月の自民党総裁選で誰が次の総裁にふさわしいかを問うと、安倍晋三首相27・3%、石破茂元幹事長26・7%で拮抗した。野田聖子総務相は6・8%、岸田文雄政調会長は4・0%。この中にはいないとの回答は27・1%に上った。

 内閣支持率は43・4%。
 不思議だ!少々景気が良くて、富裕層は儲かるから、現内閣を支持するのかな?

 ガラジーはガックリしている。


老いること(6)

2018-07-30 00:08:07 | 日記

老いること(6)

 年とともに体全体の筋肉が弱ってくる。
 ガラジーのように運動をしない人間はそれが顕著だ。

 ……と書き始めて、これからの構想を相棒に話したら、きついお叱りをいただいた。
 まだ早すぎるというのだ。もっと枯れてからでないと話が生臭すぎるという。

 それで「老いること」はしばらくお休みをいただく。

(中止)




老いること(5)

2018-07-29 00:44:11 | 日記

老いること(5)

 外耳道から鼻腔へと、老いの話が進んだ。
 さて次は、順に口腔だ。

 60歳の年、糖尿病が判明した。
 10日ほどの入院加療で頻尿が治り退院した。それ以来、食事療法を心がけ、何とか今日まで生長らえている。

 しばらくして歯が抜け始めた。時折ポツンポツンと臼歯が、門歯がと抜けていく。大歓迎だ。歯がなければ歯医者に行く機会がそれだけ少なくなる。
 と思っているうちに、ある朝、5本もいっぺんに抜けてしまった。残るは左下の犬歯と隣の小臼歯のみだ。これで歯医者とは縁切りだ、万歳!!!!とはいったものの困ったことが発生した。

 発音がままならないのだ。
 日本語がおかしい。舌足らずだ。
 若いころ凝っていた演劇活動を思い出い、活舌を約3か月、なんとか、聞くに堪える日本語を発音できるようになった。
 問題は歯音の多い英語だ。ずいぶんと練習したが、「th」や「l」の発音はできない。何とかごまかしてしゃべるが、それでも結構通ずるので、ホッとしてはいる。

 そのうち小臼歯も抜けて、下顎の左犬歯一本になって現在に至る。

 食事は大いに不便だ。
 ピーナツを始め固いものはすべて丸呑み以外に食べる方法はない。しかし、最近は食道周りの筋肉が弱り始め、少し大きなものを飲み込むと、食道と気道の境目に引っ掛かり、窒息しそうになる。葉っぱの類も苦手だ。そのまま飲み込むとやはり気道の入り口を塞ぐのだ。餅はもちろん、お赤飯の塊から、おにぎりにいたるまで、固めたものはなんでもそのまま飲食できない。
 それでも人間は生きていけるものだ。相棒の協力もあって、なんとかかんとか、その日その日を送っている。
 同時に、歯が一本もなかった母方の祖父の苦労のほどをしのびながら、追体験している。物心つく頃からかわいがってくれた祖父への感謝なのだと自分に言い聞かせている。

 歯がなくなって、ついで困るのは、涎(よだれ)だ。
 「枕を濡らす」(悲しみに堪えず、夜ひそかに涙を流す)という言葉があるが、ガラジーの場合、悲しくなくても枕を濡らすのだ。横を向いて寝ると必ず下側の枕が濡れている。歯がないため、唾液が自由に口外にあふれ出す。寝ている間なら何とかごまかしがきくからよいが、目覚めているときは困りもの。好物を見ると、口腔内に唾が湧き出すのは当然だが、ガラジーの場合は口外まで溢れ出すのだ。やんぬるかな!なんとかしてくれぇぇー

 老人が鼻水をたらし、涎をたらしている理由がやっと最近になってわかりかけてきたガラジーである。

 ウヘェー、きたねぇー!なんていわないでくれ。明日はもっと汚い話だ。

【参考】
   〇歯音(Wikipediaから)
   〇「OCM式日本語50音」発音
   〇言語機能と構音障害

(この項終わり)



老いること(4)

2018-07-28 00:19:20 | 日記

老いること(4)

 ガラジーは大学を6年かけて卒業した。
 落第したわけではないが、入学した年から2年休学したのだ。その理由はいずれ書くことにする。
 ページ末【参考】欄最後のWebページを参考にされたい。

 休学していた2年間、中学校の代用教員をしていた。給料取りになったから自前の健康保険が使えるようになる。早速懸案の蓄膿症手術を敢行した。下方に引用したが、手術は痛い、それは痛いものだった。介添えしてくれた婦長さんの手を握ったまま耐えに耐えた記憶がある。20歳の出来事だ。
 おかげで鼻の通りはよくなり、現在も鼻づまりになることはない。

 手術のせいかどうかわからないが、70代後半から、何かの折にときどき鼻水が出るようになった。たぶん、空気の温度が低下した時だ。全く意識していなのに鼻からツーっと垂れてくる。唇に到着して初めて感知。慌てて絶えず用意してあるチリ紙で拭き取る。

 80代になって垂れ下がる頻度が多くなった。極端に言えば、四六時中垂れ下がる。困るのは食事中だ。尾籠な話だがまぁ聞いてくれ。大根おろしを食べているのに、微かに塩辛い。垂れ下がったやつのせいだ。慌てて鼻をかむ。といった事態が頻発する。人前で話などできる相談ではない。

 空気が乾燥していると、垂れ下がりの頻度は少ないように思う。だから書斎はできるだけ乾燥するように努めている。加湿器など、無用の長物だ。

【参考】
  〇痛い、怖いは昔の話、蓄膿症の治療
  〇副鼻腔炎(蓄膿症)の症状と治療法
  〇中村ひろき公式ブログ
  〇激痛・重度副鼻腔炎手術の記録

  〇第一高等学校・東京大学における戦後学生自治活動(一)

(この項終わり)




老いること(3)

2018-07-27 00:42:59 | 日記

老いること(3)

 以前にも書いたような気がする。

 老いることの顕著な兆候は同じ話を繰り返すことだ。誰しも聞いた経験があるだろう。これもその類の話だ。

 96歳まで親しく付き合ったK老人はその晩年まで拙宅を訪ねてくれた。90歳を過ぎてさすがに自動車の運転はやめたが、代わりに自転車に乗ってお出ましになった。

 たくさんの昔話を聞いた。
 ガラジーは老人の語る思い出話を聞く最高の聞き手と自負している。何回聞いても何か新しい発見があるからだ。

 K老人からも同じ話を何十回となく聞いた。K老人の頭脳は明晰だったから、日時、関係者・関係場所の固有名詞はいつも正確、それには驚かされた。

 90代にして、新聞を読むのに老眼鏡は不要だったし、虫歯は一本もなかった。足もしゃんとし、農作業に耐える体を持っていた。口舌さわやか、唾を飛ばして時局を嘆いていた。ただ問題は聴力だった。90代に近づくと、日増しに弱っていった。何回か補聴器を購入したがどれも適当しなくて、私の知る限り20万円以上もする機器を取り換えひっかえ購入したように思う。最後には補聴器をつけなくなったから、筆談を交えて昔話を聞いたものだ。

 K老人は104歳まで生きたが、晩年の5・6年はその生活ぶりを私は知らない。ガラジーが別府に転居してしまったから……。

 2年ほど前、ガラジーの身にも異変が起きた。
 90代には間があるというのに、耳が完全に聞こえなくなったのだ。いささか慌てた。補聴器をつけなければならないのかと耳鼻科医院に急いだ。

 医師は外耳道を覗くなり言った。
 「耳垢だねこりゃぁ」
 生理的食塩水に数分耳をつけ医師がちょいと掻き出すと、驚くなかれ、外音がうるさいほどに聞こえてきたのだ。
 「湿性の耳垢だから、半年に一度は掃除に来なさい。」
との厳命をいただき現在は快適に物音を聞いている。ときには聞こえないほうが都合の良い場合も頻繁に発生する昨今ではあるけれど。

【参考】

  〇耳垢の「ベタベタ」と「カサカサ」から、我が家の「遺伝状況」を想像してみた
  〇耳あかのタイプを決定する遺伝子の発見
  〇【耳垢でみるワキガ診断】耳垢の湿りとワキガの関係とは
(この項終わり)