六郷満山第二十三番札所 妙徳山泉福寺
(みょうとくざん せんぷくじ)
国東市国東町横手1913 TEL 0978-72-2035
国策半島に初めて建立された禅寺
1375年(南北朝時代、将軍足利義満)、豪族田原氏能(たわら うじよし)の母の発願で、高僧であった無着妙融(むちゃく みょうゆう)禅師を招いて開かれた寺。天台宗の寺院が多い国東半島に、初めて建立された禅寺だ。総同州の九州総本山として栄えた。最盛期には数百人の修行僧がいたという。
広い境内は仏殿を中心に、北側の傾斜地に本堂、南側に総門、山門を配置する。西側には座禅堂、東側には庫裡、道場、開山堂がある。十字の交差した配置には、禅宗様式の特徴がよく表れている。
無着禅師の墓塔をまつる開山堂は1394年に建てられ、江戸時代に再建された。現座は鉄筋コンクリートの覆屋で保護されている。茅葺の仏殿は2005年から3年がかりで解体修理された。いずれも国の重要文化財に指定されている。座禅堂は一般に公開し、海外からも多数の参拝者を受け入れている。
本ブログの下記ページも参照されたい。
〇2017/06/25 第23番札所 妙徳山泉福寺-再訪
次のWebページも参照されたい。
〇宇佐神宮六郷満山霊場札所23番札所泉福寺
〇国東市妙徳山泉福寺(無着成恭氏)
(つづく)