2歳出資馬(キャロット・ロード1月末更新)

・ラドラーダ22　父キズナ　牝馬　関東・木村

馬体重396キロ。前月対比＋6キロ。年末年始の小休止で馬体重が増えてくればと思っていましたが、願い虚しく未だ
400キロ未満の数値。加えてこれまでは小さいながらもハロン16秒台とまずまずのペースで乗れていましたが、乗れば
乗るだけ馬体を減らしてしまう様で現状はリフレッシュベースで進められている状況。うーん、募集時点ではこれから
増えてくる可能性があると踏んでいましたが、逆に減少方向に進んでしまっている上、乗り込みもセーブとなると嫌な
スパイラルに陥りそうで怖い。現状はまだ身が入っていないということなのでしょうが、早生まれでもあり、ここから
どれだけ変わってくるのか心配が先行。運動量をセーブしているせいか冬毛モコモコで見栄えも悪くなっているし、
全く変わってきていないのがね…。過去にも募集時は水準以上！と思っていても、そこから良化が全然感じられず
アレっていうパターンは経験がありますが、そういう時って大体駄目なんだよなぁ…。当馬は良い資質があると思う
けど現状は不安先行で黄色信号…って感じか。

・サンブルエミューズ22　父ブリックスアンドモルタル　牝馬　関東・栗田

馬体重423キロ。前月対比＋3キロ。こちらもラドラーダ同様に小さいことが心配点な馬ですが、一先ずは順調に乗られ
ながら420キロ台は維持しており、まずまずという感じ。理想はもう20キロは欲しいですが、管囲がなく脚元の負荷も
考えると単純にどんどん増えることが良いかと言われると微妙なところ。胴詰まりの体格もあるし、競馬でもこの位の
数字で出てこれれば及第点かな。坂路でハロン16秒台とまずまずのペースで継続的に乗れているし、馬体写真も
シルエットこそ大きく変わりませんが、モヤっとしていたのが全体的隆起が目立つ様になってきて着実な良化を感じます。
この辺は流石サンブルエミューズってところかな。血統的にも可能であれば早めから始動出来れば理想でしょうし、
このまま順調にいって欲しい。

・ソードアフター22　父エピファネイア　牝馬　関西・福永

馬体重457キロ。前月対比-6キロ。こっちは上の2頭よりは数字的な心配はないものの、見た目以上に緩さが目立つという
渋めのコメント。遅生まれで同期と比べて相対的に完成度低めでしょうから、じっくり変わってくるのを待つしかないか。
スラっとした綺麗なシルエットの一方で育成段階と考えると、もっと余裕が欲しいし、全体的にメリハリに欠ける印象。
この辺が動きの物足りなさに繋がっているのかなぁ。暖かい時期を迎えてどの程度変わってくるか。

・イトワズマジック22　父ロードカナロア　牡馬　関西・友道

馬体重518キロ。前月対比＋14キロ。ロード勢は問題がない馬達は基本的に坂路で15-15に突入。だからといって必ずしも
早期デビューとならないのは難しいところですが順調なのは何より。コメントで具体的に緩さを指摘されており、それは
大型馬でもあり仕方ないのでしょうけど、早期からガンガンという雰囲気ではないかな。もともと、友道先生がロード
馬を早期で降ろすイメージないし、秋以降のデビューを目指してジックリいければ。カタログ写真より腰高が解消されて
見栄えは良くなってきましたね。トモの容積や全体のシルエットに対して前駆が少し物足りなく感じるので、その辺が
成長してきてくれれば。個人的には好みの馬体。

・オールフォーラヴ22　父エピファネイア　牝馬　関西・中内田

馬体重465キロ。前月対比＋7キロ。牝馬としては標準サイズかな。ケイアイの育成傾向を見ると育成段階の数字と競馬
での数字はそこまで乖離しないので、サイズ的な心配はなさそう。一応は15-15まで進められており順調と言えるし
あまりアテにならないとはいえ、コメントもポジティブな感じなのはマイナスではないでしょう。胴長で現時点では
間延びしている感じもしますが、ここから徐々にメリハリが出てくれば。

・キャトルフィーユ22　父エピファネイア　牝馬　関西・杉山

馬体重459キロ。前月対比＋6キロ。直近は熱発により小休止を挟んでいる模様。それまでは順調に乗られていたみたい
なので大きな心配はいらないでしょう。まあ、若い内は体質が安定しないワンフォーローズ系統という感じかな。
遅生まれですし、時間を掛けてジックリやってくれればと思うし、杉山先生なら中内田師と違って、それなりの時期に
帳尻を合わせてきてくれるでしょう。馬っぷりはキャトルフィーユの仔の中でも一番好み。丸みのあるシルエットは
姉達を思わせますが、前後躯の容積は当馬が一番良いのではないだろうか。兎に角、順調に進められれば。

・エンジェルフェイス22　父キズナ　牝馬　関西・中内田

馬体重456キロ。前月対比＋8キロ。キャトルフィーユと同じくワンフォーローズ系統の当馬ですが仲良くこちらも
熱発で調整小休止。現時点では幼さの指摘がある通り、馬体写真を見ても如何にも緩そうでメリハリに欠ける状態。
ただ、上のロードレゼル、クランフォードもこの時期は正直見栄えしなかったし、それでも秋にはデビューをしている
様に焦らず進めていけばコンスタントに結果を出してくれる血統ですからね。姉同様にトモの容積自体は牝馬としては
水準以上だと思うので、春先を迎えてどう変わってくるか。

・パノラマウェイ22　父キタサンブラック　牡馬　関西・奥村

馬体重480キロ。前月対比＋6キロ。牡馬としては現時点で十分なサイズ。調整も15-15を始めて特に問題がないみたい
ですし、良い悪いの判断は難しいかな。お調子者との性格の評価はちょっと面白いですけど。今回の更新写真は立たせ
方の問題か、ちょっと微妙ですけど、トモの容積がシッカリあるのはいいね。シルエット的にもっと背が伸びてきそうに
思えますし、そうなれば更に見栄えする様になるかな。

・デルフィーノ22　父ドゥラメンテ　牡馬　関西・杉山

馬体重462キロ。前月対比＋2キロ。牡馬としてはやや小柄で数字的にもうちょい増えてきて欲しいところ。最低限でも
この数字を維持、減っては欲しくないところですね。まあ、やや胴が詰まり気味の体型なので極端に増えてはこなそうに
思いますけど。調整自体は問題なく進められているし、やや細身ですけどシルエットは凄く格好良いんですよね。
全兄のロードブライトはパーツ、パーツは良かったのですが、バランスが悪くてこれが整ってこなかった印象。対して
ロードデルレイはバランスは良かったのですが、ボリューム感には少し欠けるなと思わせました。結果を出しているのは
後者なので、当馬も血統はブライトと同一ですがタイプはデルレイ型と思いたい。価格も明らかに盛られているし、
後追いっぽいのは嫌なんですけどね。