残された2歳馬

・トラヴォルジェンテ(アヴェンチュラ20)　父ロードカナロア　牡馬　関西・安田隆

馬体重532キロ。前月比較＋10キロ。今年のノーザンFは育成のやり方を変えてきている印象で、何でもかんでも
早期始動というより、早期組と秋以降組を明確に分けている感。当馬も成長速度が遅いタイプでハナっから早い
時期の始動は捨てていた感じ。毎度、緩いだ腰が甘いだ言われ、大丈夫か不安も大きかったですが、コツコツと
乗り進めてきたのが功を奏してか、最近の調整過程は悪くない感じ。それでも直近の更新でトモの歩様に違和感が
出た等、大事にはならなかったものの、危なっかしい面はあるのかな。8月の移動が示唆されていますし、このまま
無事にいって、秋競馬でのデビューが叶えば良いな。馬っぷりはカナロアというより、お母さんのアヴェンチュラが
出ている印象で、緩そうな感じを残しつつも、トモのボリューム感はかなりモノ。それが競馬の結果に繋がると
良いんだけどね。


　今年の2歳出資馬はアドマイヤリード20の募集取り下げに始まり、レイパパレの妹であるレイアネラが喉鳴りの
手術後に腸捻転で2度の開腹手術を経て、競走能力喪失の診断となかなか受難続き。出走まで漕ぎつけた組は悪くない
状況ではありますが、それに続く馬達が少し心もとない…。それだけに数少ない北海道に残っているトラヴァルには
是非、頑張って欲しいな。失敗繁殖の烙印を押されているアヴェンチュラですが、なんとか見返して！