実梅もぐ あとは真白き 空ばかり
我が庭の さつき ようやく咲いて 雨
雨蛙鳴く ひそやかに 雨の音
投句兼題に窮す 緑雨はしづか
二日続いた真夏日、今日の最高気温は、一気に下がり22度。そして雨の予報。
朝のうちは薄曇りだったので、夫は、梅の収穫を済ませた。
去年と同じくらいの収穫。綺麗な青梅だ。
孫も飲めるようにと、去年は梅サワーを作ったけど、不人気💦
瓶の梅サワーは、ほぼそのまま残り、今年は梅酒も、梅干しも作る気なし。
夫に告げると、近所の仲良しさんの元へ届けた。
葉っぱだけになった梅の木は、軽やか。木の間の空は青空ではない本日だけど澄んで見える。
庭のさつきが、毎年の事だけど、他の所より半月ほど遅く、咲きだし満開となった。
白はこれからかな。
曇天の下のピンクが綺麗。庭が華やぐ。
蛙が庭の何処で鳴き出した。
「雨になるね。」と夫と話している間に降り出した。
母を思い出す。
もう20年以上昔のこと。
大分から、又この地に戻り、家を新築して二階の窓辺で、母によく電話した。
「蛙がね、鳴くの。ゲロゲロッゲコゲコッて。そうすると必ず雨が降ってくる。田んぼの向こうから雨がこっちにやって来るのが見える。
凄い光景でしょ?
田植えが終わると牛蛙が、凄い声で鳴く。うぉーうぉーって。夜通しね、不気味〜。」
母は、「あらー良いわねぇ。」と笑う。
実際は、あの頃の私はそれがあまり好きではなく、半分は母へ愚痴を聞いて貰いたい電話だったのだが。
私のモノマネがうまかったのか、母はゲラゲラ笑った。
母の声が好きだったし、母の笑い声は最高だった。
蛙の声と雨は、ワンセットで母との思い出となった。
話は、全く変わるけど、投句はあまりスムーズにいっていない。
以前は、俳句誌を買い、添付のハガキをすぐに切り取り、二、三日で投函していたけど、今年再開してから、月ごとに遅くなるばかり。
兼題が…
なーんにも浮かばない。
明日にしよう、が連日。
又半月があっという間に過ぎ、今夜こそ。
歳時記と、ごちゃごちゃ書きためた句帳という名の(笑)雑記帳を睨めっこ。
今夜も駄目。集中力ゼロ🥲
まっ 月末までまだ間がある。
焦らない焦らない。