蒲公英の絮

四季折々の花や空の写真と、自己流俳句で日々を綴ります。

春惜しむ

2023-04-28 22:55:00 | 日記









       反芻す 妣の言葉や 花楓












       葱坊主 洗濯なんて お手のもの





義母が転院して、八日目の昨日、
夫に病院から電話が入った。
「下肢の鬱血が酷く、最悪の場合壊死も考えられ、そこからの感染症や敗血症などのリスクもあります…。お知らせしておきます。」
要は、最悪事態は常に覚悟しておいてください。
という知らせだった。

三月に施設から、緊急入院した時から、覚悟はしていたはずだが、もう少し今少し、時間が欲しい。
家族はそれぞれの思いがある。

それは多いに、自分勝手なことではあるけれど。

元々、複数の事態が生じると、途端に落ち着きをなくす、パニック状態になる私。
集中力を失う。

昨日は、そんな午後だった。

一夜明けて、少し落ち着く。気持ちの整理が出来てきた。
金曜は、自分時間の日。
時間に縛られない。
義母の洗濯物は、金曜日に取りに行く日と、入院時に決め、看護師さんにも伝えていた。
出来たら面会も。と聞いてみたが、
やはり面会は、今日はできないとのこと。

今日の容体は悪くないと、看護師さんから聞いて少し安堵し、大量の洗濯物を抱え…
バスタオルと、浴用タオルは、入浴時2枚づつ、なのでとにかくタオルは、かなり必要となる。

夫はそれを見て目を見張る。「凄い洗濯物!毎週できる?やはり洗濯は、病院に頼もうか?」と言う。

出来るよ。と私。
お風呂に入れてくれる、入れるだけでもありがたい。
今まで施設に世話になり、義母の洗濯などしなかった。
10年、孫の世話に専念できた。

せめてもの償い…は大袈裟、
せめてもの親孝行…これも言い過ぎ。
洗濯くらいなら、私だってできる。

母が言っていた言葉を思い出す。

「お義母さん、いくら元気でも80(歳)過ぎたらガタッと体力が落ちる、老いは抗えない。大事にしてあげて。」と。
母よ。義母は95歳ですよ。
そして私は70歳!
なんだか可笑しくなってきた。

洗濯くらい出来るよ。私だって。






















       春惜しむ 癒しの文字と アメリカン








それでも、一人の自由時間を二時間半ほど。

書店の中のスタバで、30分くらい過ごす。
おしぼりに、「ごゆっくり…」
洒落てるなぁ。
アメリカンコーヒーはゆっくりと。
メロンフラペチーノは、テイクアウト。(笑)
で、3時半きっかり帰宅できた〜。
(この後、待っていた夫と病院へ向かったのでした。)









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春と夏のはざま

2023-04-28 11:09:00 | 日記

















       陽光のたおやか 今朝のラベンダー





















       恋猫の 騒がしく過ぐ 出窓かな





















       いつの間に 家のそちこち 夏兆す



私が持っている歳時記と、電子辞書の歳時記、季語の季節が微妙に違う。
当然、書籍の歳時記の方が正しいと私は思うのだが…。

角川学芸出版の、「合本 俳句歳時記」と私の電子辞書との違いだけど、春から夏にかけてのこのワード。

夏兆す  立夏   小満

これは歳時記なら、夏の項。

電子辞書は、春 なのである。







で、迷う。
夏は、立夏(五月五日か六日。)からと歳時記ならこれが普通。

でもちょっと、電子辞書の「言い分」(笑)にも納得してしまう。

実際に肌で感じる季節は、少し前とは違ってきている。
咲く花々も、およそ早くて、もう春の花でいいんじゃないかと思ってしまう。

ラベンダーも紫陽花も夏の季語。

季節に先駆ける季語として、夏兆すも立夏も、春の季語とした。
と電子辞書。

私としては、ほんとはどっちでも良い。
その時のその気分で、どちらも採用している。(逆に便利?)

まだ夏にしちゃうのは、早い気がするけど、家の窓辺や玄関の花は、夏の花ばかり。
春の終わりから初夏の頃。
一番爽やかな、でもあっという間に過ぎてしまうこの季節。
だからこそ、満喫したい。







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