金曜日の夜、仕事を終えて店にかけつけると、樫本くんはすでにキーボードをステージ上にセッティングしてくれていた。頭上から照らすライトのすぐ下に置いてくれていたので、鍵盤がとてもクリアーに見える、今日はおもいきって弾いてみようと思った。僕のような視力の弱いものにとって、照明の具合はとても大きな意味を持つ。このユニットをもう5年ほど続けているが、彼の心配りにはいつも感謝でいっぱいだ。
THE WAREHOUSEのライブでは、僕は実際に歌うことはない。ただただピアノを弾く。しかし、ボーカルである樫本くんのバックで弾いているという感覚はない。大好きな歌たちを二人で表現している、僕も歌っている、そんな心持でステージに立つことができる。
ハードロックカフェはいつも刺激的だ。日本という日常から少し離れて、ちょっと遠い場所まで来た感じだ。そして、この日はさらにその感覚が強かった。外国人のお客さんが多かったからかもしれない。僕らの歌を受け取ってくれている、しっかり反応が返ってくる、洋楽カバーをやるには申し分のない環境の中、ほぼ思ったとおり、感じたままに音を出すことができた。
9時から、そして10時からの2ステージはあっという間に過ぎていった。今回は流れを重視して、次から次へと歌を続けていった。
そして、アンコール!
ビリー・ジョエルにピアノマンという歌がある。ほんとうに大好きな歌で、何度か二人でも演奏したことはあったが、とても長い曲で、二人だけでは間延びしてしまうような感覚があった。構成もちょっとややこしい。ピアノソロもなかなかてごわい。だから、本編のセットには入れなかった。でも、これだけ開場の人たちが盛り上がってくれている今なら、ピアノマンやれるんじゃないかなあと感じた。ほんとうに難しい曲ではあるが、このタイミングでみんなでこの素敵な歌を共有できたら最高だろう。ハードロックカフェにはまさにぴったりの歌なのだ。
「この曲にチャレンジしてもいいですか?」と樫本くんの熱い言葉に、会場の人たちもしっかりOK!と反応してくれた。演奏を始めると、ワルツのリズムに合わせて手拍子が返ってくる。コーラスのところではしっかりと歌ってくれる。ほんとうに心地よい。まるでアメリカのバーにでもいるようなかんじで、ただただピアノマンを味わうことができた。ピアノのソロも何とかクリアして、最後のサビのところは歌ってくれている人たちの声もしっかり聞こえてきた。樫本くんの声も最後にはずいぶん枯れてきたが、それでも、ピアノマンを歌い終えた時、二人して、あー、今日はやり切った、そんな気持ちでがっちり握手した。
ハードロックカフェは世界中にある。いつかいろんな国のハードロックカフェで、世界中の人たちと、素敵な歌たちを共有できたら、あーほんとにうれしいだろうなあ。そんな気持ちがごく自然に沸いてきた。ほんとうに貴重な時間となった。
そこにいてくださったみなさんへ、ほんとうに感謝します!ありがとうございました!
そして、8月末からの怒涛のようなライブの日々。ここでちょっと一段落、ここまでやってこられたことにほっとしている。また、しっかり充電して、次のライブに備えたい。
11月にはHARUで、兵庫県のとある中学校にて歌と講演会を行う。そして、12月21日(土)は、大阪道頓堀かつおの遊び場にて、2019年たなかまさる弾き語りを極めるライブPART5。歌の旅はまだまだ続く・・・。
THE WAREHOUSEのライブでは、僕は実際に歌うことはない。ただただピアノを弾く。しかし、ボーカルである樫本くんのバックで弾いているという感覚はない。大好きな歌たちを二人で表現している、僕も歌っている、そんな心持でステージに立つことができる。
ハードロックカフェはいつも刺激的だ。日本という日常から少し離れて、ちょっと遠い場所まで来た感じだ。そして、この日はさらにその感覚が強かった。外国人のお客さんが多かったからかもしれない。僕らの歌を受け取ってくれている、しっかり反応が返ってくる、洋楽カバーをやるには申し分のない環境の中、ほぼ思ったとおり、感じたままに音を出すことができた。
9時から、そして10時からの2ステージはあっという間に過ぎていった。今回は流れを重視して、次から次へと歌を続けていった。
そして、アンコール!
ビリー・ジョエルにピアノマンという歌がある。ほんとうに大好きな歌で、何度か二人でも演奏したことはあったが、とても長い曲で、二人だけでは間延びしてしまうような感覚があった。構成もちょっとややこしい。ピアノソロもなかなかてごわい。だから、本編のセットには入れなかった。でも、これだけ開場の人たちが盛り上がってくれている今なら、ピアノマンやれるんじゃないかなあと感じた。ほんとうに難しい曲ではあるが、このタイミングでみんなでこの素敵な歌を共有できたら最高だろう。ハードロックカフェにはまさにぴったりの歌なのだ。
「この曲にチャレンジしてもいいですか?」と樫本くんの熱い言葉に、会場の人たちもしっかりOK!と反応してくれた。演奏を始めると、ワルツのリズムに合わせて手拍子が返ってくる。コーラスのところではしっかりと歌ってくれる。ほんとうに心地よい。まるでアメリカのバーにでもいるようなかんじで、ただただピアノマンを味わうことができた。ピアノのソロも何とかクリアして、最後のサビのところは歌ってくれている人たちの声もしっかり聞こえてきた。樫本くんの声も最後にはずいぶん枯れてきたが、それでも、ピアノマンを歌い終えた時、二人して、あー、今日はやり切った、そんな気持ちでがっちり握手した。
ハードロックカフェは世界中にある。いつかいろんな国のハードロックカフェで、世界中の人たちと、素敵な歌たちを共有できたら、あーほんとにうれしいだろうなあ。そんな気持ちがごく自然に沸いてきた。ほんとうに貴重な時間となった。
そこにいてくださったみなさんへ、ほんとうに感謝します!ありがとうございました!
そして、8月末からの怒涛のようなライブの日々。ここでちょっと一段落、ここまでやってこられたことにほっとしている。また、しっかり充電して、次のライブに備えたい。
11月にはHARUで、兵庫県のとある中学校にて歌と講演会を行う。そして、12月21日(土)は、大阪道頓堀かつおの遊び場にて、2019年たなかまさる弾き語りを極めるライブPART5。歌の旅はまだまだ続く・・・。