草木と一緒に見る夢
三月の異称といえば、まず弥生ですね。木や草がますます生い茂る月。
桜のことを夢見草ともいいます。日に日に暖かくなり、春を迎える
喜びが、一番感じられる月です。
華やかなお雛様の季節・桃のお節句
雛人形の語源・由来
雛人形の「雛」は、「ひよこ」との関連から「小さい」や「愛らしい」といった
意味でついた呼称で、雛をかたどったことからついた物です。
雛人形は穢れ(けがれ)や災いを移して流す「人形(ひとがた)が起源と
され、平安時代に始まった。
当時の雛人形は、紙や土で作った立ち雛なので、座り雛になったのは、
室町期頃からである。
三月三日の桃の節句に雛人形を飾るようになったのは、江戸時代以降
のことである。
<雪洞(ぼんぼり)
~あかりをつけましょ ぼんぼりに~
(サトウハチロー)
もともと雪洞は、「せっとう」と読んで、
お茶席にお客様がいない時、炭を長
もちさせるために炉にかぶせておく
覆いのことでした。
白い紙で作り、くりぬいた窓をあけて
いたので、雪の洞穴にみたててそう
呼ぶようになったのでしょう。
それを照明器具にしたのが雪洞だと
いわれています。
「ぼんぼり」は、ぼんやりとか、ほの
かという意味の言葉。あかりが、ぼん
やりと見えるので、こう呼ぶように
なったのですね。
最近では、ひな祭りよりお花見
の時の方が活躍するのかも
しれません。
雪洞が演出するほのかな明かりは、
艶かしい春の風情です。
何でも、はっきり見えるのがいいとは
限りません。
雪洞のような優しい眼差しも、時には
必要かもしれませんね。
美人の日本語より
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背景画
イラスト素材集季節の窓様からお借りしました。
イラスト
素材屋ひなとん様からお借りしました。

コブクロ 『蕾』聴いてね~~