元会社の同僚から写真展の案内をいただき宮城県美術館県民ギャラリーに行ってきた。案内をくれた人は、大崎市古川入社時代の同僚で、その時から山と写真に凝って、事務所に有った暗室でプリントや引き伸ばしをしていたものだった。私も少し感化を受け一眼レフカメラを買い写真を始めたが対象とするものが見つからずにそのうちに辞めてしまった。
そして子供が生まれてからはもっぱら動画、ビデオを撮るようになった。お蔭で子供たちの運動会、学芸会、水泳大会、陸上大会等の動画が今も残っている。そして趣味の釣りのビデオや、海外旅行も記録に残したまに映してみては懐かしんだりしている。
彼が50数年間ずっと同じ写真を続けていることは羨ましく私には真似ができないことだ。彼は余暇のほとんどの時間をその趣味に費やし山と山岳写真の世界では有名となり、退職後はガイドをやったり、山岳雑誌のライターの仕事をしたりしている。趣味を生業としている羨ましい余生を送っている人なのだ。
今回の写真は大きいものでB1版という40インチのテレビ画面位の大きさの写真で、普通のカメラと変わらない大きさのものでこんな細密な部分まで明瞭に写るのかと驚く迫力だ。
カメラ、映像技術の進歩は著しく往時のカメラと比べるべくもない。B1版はネットで専門の会社に依頼するのだそうだが、それ以外のものは自分でプリントするとか、昔赤い電球をつけた暗室でモノクロ写真のプリント引き伸ばしをした事を考えるとまさに隔世の感がある。
今テレビ受像機も更に細密な画像の4K、8Kの時代これからどこまで進化してゆくのだろうか。
パネルにした大きな写真は色鮮やかで臨場感あふれる