Truth Diary

宮沢賢治の生涯を描いた映画”愁いの王”

 昨日岩手県奥州市で上映された宮沢賢治の生涯を描いた映画”愁いの王”を鑑賞に連れ合いと行ってきた。秋晴れの好天に恵まれ獲り入れの済んだ田畑や紅葉が進み加減な山々を車窓から眺め一関駅で在来線に乗り換え東北線水沢駅に到着、歩いて15分の奥州市文化センタへ、仙台から来た大学のサークル仲間二人と街並みを見ながら到着。愛知県豊川市から駆け付けた従妹の菅ケ谷さんも同時に着いていた。
 彼女は今年2月豊橋市での自主上映会を開催した熱心な賢治ファン。今回も主催者側のスタッフ役をされていた。私と同じ歳ながら賢治に対する情熱は計り知れないストイックな人だ。放送大学宮城SCでのゼミ”注文の多い料理店”など賢治の童話を読むゼミ仲間は私の誘いに応じて列車を乗り継ぎ鑑賞に付き合ってくれた人達だ。
 賢治の生涯を描き構想40年、2億の私費を投じ6年間の制作期間をかけ完成した映画は配給会社から敬遠されこうした自主上映会の形をとり多くの賢治ファン、研究者愛好家などの手作り上映によって鑑賞出来ている。
 映画のリーフレットには「歓喜と苦悩に満ちた賢治像、そして、彼が開示しようとした宇宙観を硬質でストイックな映像と音で描き、観る者の想像力を鮮烈に呼び起こす」とある。職業俳優は用いずにすべて一般人で岩手県出身及び在住者、全カットモノクローム、オフスクリーンという映画で全編にバッハの音楽が響く。今回で4回目だという熱心な人もいた、賢治ファン必見の映画。

2月に上映会を主催した豊川市在住の従妹

仙台から来てくれたゼミ仲間

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