Truth Diary

伊達猫は広瀬川の鮎が大好物、なぜか

 16日福島の実家にお墓参りに帰省した、例年のごとく広瀬川で獲った鮎をみやげとして持参した。両親は尋常小学校の同級生で、89歳になる、今日までずっと農作業を続けているせいか、おかげさまで元気で過ごしている。母いわく「秋刀魚など海の魚には見向きもしない愛猫の「タマ」が鮎の場合、焼き始めると、その匂いで寄ってきて、魚を食わせろと言わんばかり、うるさく付きまとい、食べた後の骨を御馳走すると、骨まで全部平らげるとのこと。

 福島県北部の伊達市(旧伊達郡)出身の私は、50年近く前、宮城県に来て、そこで初めて、広瀬川が仙台にもあることに驚いた。無知な私は、広瀬川は福島の伊達郡唯一の川だと思っていたのである。話変わって、実家の「タマ」君がなぜ広瀬川の鮎を大好物としているのか、魚だったら秋刀魚も鮎も変わりないだろうと思うのだが、このへんが摩訶不思議である。もちろん実家の両親も喜んで食べていただいている。なにしろ広瀬川の天然鮎なのだから、これに勝るものはないだろう。

 鮎の味は河川の水質や付近の地形などが複雑に影響し、各河川すべて違うらしい。全国各地の有名な鮎の河川はどこも、「おらほの鮎が日本一」と自慢している。そして利き酒ならぬ「利き鮎大会」という自慢の鮎の、味を公正に競う全国大会も開催されている。

 実家のタマ君にも、隠れたる伊達藩のDNAのしわざかと、ちょっと可笑しくなった。広瀬川の鮎を老親に持参しつつ、福島県伊達市ゆかりの、仙台市を流れる広瀬川の味を楽しんでもらっている。

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