都会の虫、廃棄食物の処理に貢献
・・・・22日は定期健診の為にブログ休ませていただきました・・・・
最新の研究によればアメリカ、ニューヨーク市の1地区だけで毎年、ホットドッグ6万個に
相当する生ごみを虫たちが食べているという。
ニューヨークでは(また、おそらく他の土地でも)地面に捨てられた食べ物の多くを昆虫
やクモが後始末している。ホットドッグ、ポテトチップス、クッキーといった虫が好む食べ
物をニューヨークの公園や道の真ん中に捨て、ヤスデやアリ、ゴキブリがどれくらい食べる
かを確かめる実験が行われた。その結果、虫たちは驚くほど“良い仕事”をしていることが
わかった。
具体的には、ブロードウェイ沿いのある1地区だけで、年間950キロの捨てられた食べ物を
虫たちが後始末している計算になるという。ホットドッグに換算すると6万個分だ。
ノースカロライナ州立大学の昆虫学者で、この実験を主導したエルザ・ヤングステッド(
Elsa Youngsteadt)氏は、「もし虫たちが食べていなければ、生ごみだらけになっているは
ずだ」と話す。
◆コンクリートジャングルの虫たち
その環境が“野生”か都市かにかかわらず、生態系における動物たちの役割が変わらない
ことはすでにわかっている。アリやヤスデなどの節足動物が小さな食べ物をあさって暮らし
ていることから、ヤングステッド氏は、都市に捨てられた食べ物も同じようにあさっている
かどうかを知りたいと考えた。
そこでニューヨーク、マンハッタンの代表的な都市公園と草が生い茂る中央分離帯に注目
した。マンハッタンの一部は2012年のハリケーン・サンディによる洪水の被害を受け、生物
多様性が変化した可能性があるため、洪水の被害を受けた場所と受けていない場所を半分ず
つ選んだ。
ヤングステッド氏の予想通り、中央分離帯より公園の方が節足動物の数が多かった。洪水
の被害を受けた場所と受けていない場所に違いは見られなかった。
どれくらいの節足動物が暮らしているかがわかれば、どれくらい食べているかを測定でき
る。ヤングステッド氏らはすべての場所に小さなおりを置き、その中にホットドッグ10分の
1、ポテトチップスとクッキー1枚ずつを入れた。節足動物は食べ物にあり付くことができる
が、鳥やネズミなどはおりに入ることができない。
◆鳥やネズミに食べ物を与えてみると
実験の結果、ケージに入った食べ物は24時間で32%減少していた。ヤングステッド氏らの
予想をはるかに上回る数字だ。地面にそのまま置いた食べ物は80%が消えていた。
食べ物の好みもわかった。ヤングステッド氏によれば、節足動物は間違いなくホットドッ
グよりポテトチップスやクッキーが好きだという。
また、理由は定かではないものの、公園に暮らす節足動物より中央分離帯の節足動物の方
がはるかによく食べることもわかった。
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