えつこのマンマダイアリー

♪東京の田舎でのスローライフ...病気とも仲良く...ありのままに、ユーモラスに......♪

600円のミニギャラリー ~クラスターフォトフレーム~(110)

2023年11月07日 | アート

 11月に入ったので、フォトフレームを入れ替えました。この春以来、紹介できていなかった分もついでに載せておきます。

 以下に、オリジナルカードの画像と作者・タイトル・解説などを併せて載せておきます。
 (★これより下の画像をクリックすると、大きい画像が見られます。)

 

 

 

   

   

 トップ画像に載せたこれらは、植物学者の牧野富太郎氏のポストカードを入れた最新のフォトフレームです。友人が練馬区立「牧野記念庭園」で求めて贈ってくれた牧野氏の植物画のポストカード7枚中の6枚です。
 以下、植物名と解説を載せます(左上から時計回り)。

バイカオウレン:キンポウゲ科 Coptis quinquefolia Miq.
 本州(中部・西部)・四国の山地に生息する小型の多年草。花期は低地で3月、高地では4~5月。富太郎は幼い頃よりこの花をこよなく好んだ。和名は梅の花に似ていることによる。
ホテイラン:ラン科 Calypso bulbosa (L.) Oakes var. speciosa (Schltr.) Makino
 本州中部の亜高山帯に分布し、針葉樹林下に稀に生える。5~6月に花茎を伸ばし、香気のある淡紅紫色の花をつける。 
シハイスミレ:スミレ科 Viola violacea Makino
 本州(東北南部以西)・四国・九州、朝鮮半島に分布し、明るい山地の林内や林縁に生育する。草丈は3~8cmで、葉は光沢があり、花は淡紅色~濃紅紫色で、3~5月に咲く。富太郎が1891年に命名した。
ジョウロホトトギス:ユリ科 Tricyrtis macrantha Maxim.
 高知県中部にのみ生育し、石炭岩地の岩壁に弓なりに垂れ下がって映える。富太郎が1887年に高知県越知町横倉山で発見し和名を付け、ロシアの植物学者マキシモヴィッチが新種掲載した。和名は優雅な花を宮中の貴婦人「上臈」(じょうろう)にたとえたもの。
コウシンソウ:タヌキモ科 Pinguicula ramosa Miyoshi
 関東北部の山地の湿った岩壁に特産する多年生の食虫植物。花は6~7月、紅紫色で横向きにつき、花の後は花茎が伸びてそり返る。和名は栃木県の庚申山で発見されたことによる。
サクユリ:ユリ科 Lilium auratum Lindl. var. platyphyllum Baker
 伊豆諸島に固有で、草丈2m、花の直径30cmになる世界最大級のユリ。ヤマユリの変種で、葉はより幅広く厚く、花は大きく芳香が強い。

 バイカオウレンは、NHKの前朝ドラ「らんまん」で、万太郎(牧野富太郎氏がモデル)がまだ幼い頃に亡くなった母が一番好きだった花と紹介されていましたね。

 フレームに入れられなかった1枚も紹介しておきます:
            
 オオヤマザクラ:バラ科 Prunus sargentii Rehder
 南千島・北海道・本州・四国(石鎚山)、サハリン、朝鮮半島、中国に分布し、山地の疎林や林縁に生える落葉高木。花は淡紅色でかすかな芳香があり、4~5月に咲く。富太郎は1908年に大形のヤマザクラのの意味で、オオヤマザクラと名付けた。

 友人はこのブログをときどき見てくれているので、おそらくこのフォトフレームを意識して沢山のカードを贈ってくれたものと思います。Hさん、改めてどうもありがとう!!!

 なお、こちらの過去記事で牧野氏の別のポストカードも紹介しています。2018年5月に訪れた高知県立「牧野植物園」で求めたものです。

 


 こちらは、地元の絵手紙作家&絵手紙教室講師である友人、大西邦子氏(こちらこちらこちらの過去記事で紹介しています)の浅草七福神シリーズのポストカードセット(オリジナルは(↓))より選んで入れたものです。
 右端2枚の画像は印刷物ではなく、作者オリジナルの作品をこちらの過去記事で紹介した方法で千代紙で額装したものです。上は自分用、下は妹に贈りました。自分用に選んだ絵は、こちらの過去記事で紹介した地元神社の伝統行事、江戸の里神楽を、たまたま一緒に観ていた大西氏が描いた絵なので、懐かしくて選びました。同じ行事を目にしても、彼女はこんな素敵な絵が描けるのですね。いいなぁ。

 

 
 こちらは、2023年5月末に訪れた際に求めた阿蘇(熊本県)と高千穂峡(宮崎県)のポストカード(MUZINA Press氏?社?による写真&あべまりあ氏による絵画)です。
 以下、カードに記載されたタイトルを載せます(左上から時計回り)。
・「高千穂峡<真名井の滝>」MUZINA Press/G05
・「阿蘇シリーズ・草千里の馬の親子」
・「高千穂峡<真名井の滝>」 MUZINA Press/G22
・「高千穂の名所<常光寺の滝>」 MUZINA Press/N14
・「阿蘇シリーズ・根子岳と赤牛」
・「阿蘇シリーズ・米塚」

 


 こちらは、2023年5月末に訪れた大分県竹田市の「くじゅう花公園」のポストカードです。
 以下、カードに記載されたタイトルと撮影者を載せます(左上から時計回り)。
・「春彩の畑」 KUNIO KAWASAKI
・「ポピー」 YUUKI TSURUDA
・「ネモフィラ」 YUUKI TSURUDA
・「リビングストンデージー」 YUUKI TSURUDA
・「春彩の畑」 YUUKI TSURUDA
・「千日紅」 YUUKI TSURUDA

 因みに、この公園は九重連山を借景にした自然豊かな広大な公園ですが、着いたときは霧雨が降っていました。そのためか、団体料金で入れてラッキー(^^)v 野菜バイキングランチ(↓)も貸し切り状態でいただき、雨が上がった後には多くの写真を撮ることができました(^^)v
       

 実は、前回記事を更新した後、風邪が本格化、熱やら咳やらが出てパフォーマンスが下がっておりました(^^; コロナ禍以降、不思議と風邪を引いていなかったので、4年ぶりのことでした(^^ゞ たいしたことないとタカをくくっていた突き指(右手親指)もなかなか完治せず...年を感じております(^^;
 早くも喪中ハガキが届き始めましたが、11月とは信じられないような季節外れの天候が続いています。一方では、学校などでインフルエンザが猛威を奮っているとか...みなさまもお気をつけくださいませm(__)m

 


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4 コメント

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サクユリ (牧野 貧太郎)
2023-11-07 20:55:19
佐久に住んでるせいか文章の中の『サク』って言葉に反応しちゃうんですねぇ。

サクは作でした。
青ヶ島での現地名がサックイネラ、
イネラは百合という意味だけど
サックが作になったのは当て字?
返信する
牧野貧太郎さんへ:探求心旺盛なのでは? (takuetsu@管理人)
2023-11-08 17:38:36
牧野貧太郎さん(本当はどなたかは、リンクを辿らなくてもすぐにわかりましたよ(^^)v)、コメントありがとうございますm(__)m

サクユリとは初めて聞いたので、私も調べようと思っていたところ、貧太郎さんが先に調べてくださいましたm(__)m

サクが「サックイネラ」から来ているとは! 「作」になったのはやはり当て字でしょうね。
「作」が本来のようですが、↓のサイトは「佐久」になっていますね。自称「門外漢」の方のプライベートサイトなので、単にミスかもしれませんが...(^^;
https://gkzplant.sakura.ne.jp/souhon2/shousai2/sa-gyou/sa/sakuyuri/sakuyuri.html

当て字ならば、どちらでもいいような気もしますね(^^ゞ そんなこと言っちゃ、身も蓋もないかな(^^;
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Wow! (苦いレモン)
2023-11-15 06:25:43
フレームに入れると、見違えますね!
どのフレームに入れるかで、違って見えるので、ここは、えつこさんの腕の見せどころでもありますね^^

高知の植物園のミニギャラリーも拝見。こちらも素敵です。

素敵と言えば、W.モリス柄の紙をマットに使った
額装の威力、本当にすごいわ。
牧野博士の学術的な精密画が、こんなにも素敵になるなんて、ミラクルです!!
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苦いレモンさんへ:お蔭様で...(#^.^#) (takuetsu@管理人)
2023-11-15 16:43:49
苦いレモンさん、初めての?コメントをありがとうございますm(__)m (「甘いレモン」の方が合っていると思いますが...(^^;)

カードを折ったり切ったりせずに使いたいので、どこにどう当てはめるか、思うようにいかないこともしばしばです。今回もうまく活かせているかどうかはわかりませんが、お褒めいただき嬉しいです。

モリス柄の額装もご覧くださり、どうもありがとう! 自分では絵は描けないけれど、こんな形で楽しんでいます(^^)v

また遊びにいらしてくださいね。
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