(↑「宮嶽谷戸」@八王子市堀之内にて)
先週のことですが、八王子市の堀之内地区の里山を歩きました。北端には東京薬科大学と「都立平山城址公園」、中央部には帝京大附属中・高があるという地域です(google mapをこちらで見られます)。だいぶ前に、友人と京王相模原線の京王堀之内駅から東京薬科大学まで、この里山地域を抜けて歩いたことがありますが、それ以来のことでした。
道路を挟んで東京薬科大学の向かいにあるタイムズ駐車場に停め、当初は次のような散策行程を予定していました:
東京薬科大学の薬用植物園→北門経由「都立平山城址公園」→同大学正門経由「宮嶽谷戸」→「堀之内寺沢里山公園」→駐車場
ところが、事前申請していないと、同大学内は入構も通り抜けもできないことが判明…キャンパスを抜けられないと、「平山城址公園」に行くには大回りしなければならないので、止むを得ず、里山地区のみの散策となりました(^^;
地区ごとにまとめたコラージュ画像で紹介します。
(★これより下の画像をクリックすると、大きな画像や別の画像が見られます。★リンクに別画像がある場合は、マウスオンするとその旨が表示されますが、ブラウザによっては読み込めない場合がありますm(__)m ★撮影日は2021年10月20日です。)
秋の里山 ~八王子 堀之内の谷戸~
同大学の南側に広がる里山です。
左下の花は、シュウメイギク・長芋?のムカゴ・イヌタデ・コスモス。
ウマノスズクサにつくジャコウアゲハの幼虫。サナギになる日も近そうです。くだんのサイトより引用します:
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ジャコウアゲハ類が食べるウマノスズクサ類は、毒性のあるアリストロキア酸を含み、ジャコウアゲハは幼虫時代にその葉を食べることによって、体内に毒を蓄積する。この毒は一生を通して体内に残るため、ジャコウアゲハを食べた捕食者は中毒をおこし、遂には捕食したものを殆ど吐き出してしまう。一度ジャコウアゲハを捕食して中毒を経験した捕食者は、ジャコウアゲハを捕食しなくなる。
このため、ジャコウアゲハ類に擬態して身を守る昆虫もいくつか存在し、このような擬態をベーツ擬態と呼ぶ。日本で見られる例としては、
・クロアゲハ Papilio protenor
・オナガアゲハ Papilio macilentus
・アゲハモドキ Epicopeia hainesii
がいずれもジャコウアゲハに擬態しているとされている。
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亡き父がかつて蝶の収集家で、自宅で育ててもいたので、父の口から出るウマノスズクサだのウスバサイシンだのという名前をよく耳にしておりましたが、ベーツ擬態(ベイツ型擬態ともいわれるようですね)までは知りませんでしたw(☆o◎)w 父は知っていたのかな(^^ゞ
町田平山八王子線(都道155号)を北上し、「里山農業クラブ」の「たんぼの学校」の看板のある入口を左に下りて行くと、「宮嶽谷戸」に出ました。この一帯は、「八王子堀之内里山保全地域」に指定されています。くだんのサイトによると、基本理念は「農なくして里山なし」だそうで、「2反5畝の田んぼを中心に自然循環型農業の実践を通して里山を守る活動に取り組んで」いるとのことです。
右上の鳥はトビ。フウセンカズラの横の画像は、まるでオンブバッタのように重なっているコバネイナゴ3匹w(☆o◎)w このままの状態で飛びながら移動していきました。2匹ならわかりますが、3匹ってどういうこと??? ♀+♂+♂みたいに見えますが、♂2匹が♀を奪い合い?(^^ゞ
「宮嶽谷戸」の奥の雑木林に入ってみると、道がV字に2つに分かれていました。右方向の道(↑)を進みかけましたが、google mapによると行き止まりのようなので断念…左方向の道も、先がどうなっているのかマップではよくわからなかったので、引き返すことに...。
帰宅してわかったことには、左方向の道の先には、展望広場や見晴らしデッキが何ヶ所かあるようです。今度またチャレンジしてみましょう。
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上記コラージュ画像にも入れましたが、くだんの雑木林で見つけたこの不思議な植物、初めて見ました。表から見たのが左画像、葉を裏返したところが右画像。花が茎に沿って下向きについているので、裏返さないと見えないのです。
形態はヒトツバハギに似ていますね。手を尽くして正体を探りましたが、わかりませんでした。ご存知の方がいらしたら、ぜひコメント欄でお知らせくださいませm(__)m
【後日追記】(2021.10.26)---------------------------------------
ひょっとすると、ヤブタバコかもしれません。くだんのサイトによると、「高さ50cm前後の直立する茎から傘の骨のように枝が出る」とありますが、左画像はまさしくそういう感じですものね。
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町田平山八王子線に戻り、引き返して南下します。
通りから少し北に入ったところに、八王子市指定の有形民俗文化財である龍生寺阿弥陀堂の宝篋印塔(ほうきょういんとう)(右上2葉の画像)があります。くだんのサイトより引用します:
「最上部の相輪は失われていますが、江戸時代中期の宝篋印塔として代表的なものです。刻まれている文字によると、堀之内の念仏講中を中心に、鈴木與五兵衛が施主となり、新右衛門とその母などによって建てられたことがわかります。また、開眼は玉泉寺の住職が務め、信州高遠の石工團蔵が手がけたものであることも読み取れます。」
阿弥陀堂の隣りにある「堀之内寺沢里山公園」。堀之内地区の南部にある住宅地との境にあります。十月桜が咲いていました。
管理センターの背後にある道を上がり、竹林を抜けると、レンガ造りの炭焼き小屋や水田が眼下に開けました。
こちらはおまけ…
この日のランチとティータイム。
ランチは、町田平山八王子線沿いにある障害者施設「由木かたくりの会」運営のレストラン「花畑かたくり」にて。
ティータイムは、こちらの過去記事で紹介した「Water Hill Garden」内にある「ガーデンカフェ オコジュ」にて。同施設内のケーキ屋「Atelier ZEROO」(下段3葉の画像)のケーキを選べるケーキセットをいただきました。
消費エネルギー < 摂取カロリーですね(^^ゞ
由木は「ゆぎ」と読みます。表記は、地名は「柚木」ですが、学校名などは「由木」で統一されているような…。いろいろ経緯がありそうですね。
そして、この日も、見たくもないものを見てしまいました。どこへ向かっているのか…(^^ゞ
今月はあちこちの里山を巡りました。昨日は、「都立六道山(ろくどうやま)公園」を散策してきました。後日紹介できればと思います。お楽しみに!