
友人の初めての作品展を観に行きました。「手製本の囁き ―ながめてさわる言葉と詩 さはら あこ 作品展」です。本の装丁に関わったことをきっかけに手製本に興味を持ち、3年前から独自の手法で自由に世界を拓いてきたようです。発想の自由さ、ユニークさ、仕上げの技法...どれをとってもすばらしく、手仕事大好きな私にとっては、とても楽しく、ワクワクする世界でした。
宣伝OKということなので、彼女の世界観が少しでも伝えられればと願いつつ、レイアウト形式でご紹介します。会場全体の写真を撮り忘れましたが、個々の作品を丁寧に載せたつもりです。ほとんどの画像について、リンクに別の画像を入れてあります。作品の裏面や中身をリンクに入れてあるので、ぜひ画像をクリックしてお楽しみください。
さはら あこ 展 「手製本の囁き ―ながめてさわる言葉と詩」
[左] 質感が伝わりにくいですが、キャンバス地にアクリル絵の具で描かれているので、結構ずしっとくる本です。
[右] デジタル画像の一部を拡大して使っているそうです。
[左] 葉は本物の落ち葉を押し葉にし、コーティング剤でカバーして作られています。
[右] プリントした本のページのごく一部の言葉だけを残し、クレヨンで塗りつぶしたユニークな作品。でも、言葉はつながっています(#^.^#)
[左] ポストイット状に覗いている部分を恐る恐る引っ張り出すと...あ~ら、びっくりw(☆o◎)w(リンク画像をご覧ください) 厚めのトレーシングペーパーを編んで作っているのだとか...さらにw(☆o◎)w
[右] 左のと同様の紙を表紙にしたもの。
[左] 実際に食した後のホタテ貝の貝殻を使って作られた作品です。さて、中身はいかに?
[右] 表紙とページの大きさのギャップが楽しいですね。トレーシングペーパーに綴られた字は、活字を真似た彼女の手書きですw(☆o◎)w (美しい手は彼女の手ですよ(^_^;)
[左] 貝殻を紙に埋め込んである!? [右] 見てください、この豆本たち!!
[左] 紙に布をミシンで縫いつけたカード。言葉は、彼女の好きな詩や小説の一部が紡がれています。
[右] こちらは封筒...言葉はどこに書かれているでしょう?(リンク画像でどうぞ) 色が悪くてごめんなさいm(__)m
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一見本に見える箱を開けると、中には麻雀パイに彩色されたものが...w(☆o◎)w
さらにパイをひっくり返すと...(右のリンク画像をどうぞ)???
箱に見えますが、本をくり抜いて作ったのだそうですw(☆o◎)w
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こちらも同様ですが、本を縦半分に切ったのだそうですよ!
そして、パイには自作の詩と、それに合わせた絵が描かれています。 or 絵が先だったかな??
カードを求めてきました。右のは、厚手のトレーシングペーパーです。中のメッセージも読んでみてくださいね。
あこさん、ほんとに素敵な時間と空間を分けてくださり、ありがとうございましたm(__)m 驚きの連続で、本当にわくわくしました。次は何が出てくるのでしょう? あこさんの世界観の広がりを楽しみにしています。
会期は今日を含めて2日を残すのみですが、秋葉原の電気街とは反対側の、古き良き街並みに足を運んでみませんか? きっと、暑さを吹き飛ばしてくれる爽やかな穏やかな時間が過ごせると思いますよ。特に、手仕事が好きな人が気に入る空間であること請け合いです(#^.^#)