こぶた的思考―カラスのあしあと―

今うわさの「大殺界」。でも、それってどういうものなの?
これからのながーい4年間を記録してみたいと思います!

杜の都の音楽会

2006年06月18日 | Weblog
毎年、楽しみにしているイベントのひとつ。
仙台吹奏楽団の「杜の都の音楽会」に行ってきました!
第45回を数えるこの定期演奏会は、県民会館で行われています。
3年くらい・・・もうちょっと前から行ってるかな?
なんかね・・・年を追うごとに、混んできているんです^^;。
毎年大盛況!
開演前から県民会館の前に、ながーい列と人だかりができています。
いつだったかは、会場の席に人が座りきれなくて、立ち見が発生していたこともありました。
ありがたいことに、私たちは演奏会ごとにチケットをいただいて聞きに行っているのですが・・・こんなに盛況だとなんだか申し訳ないよね^^;。

この音楽会ね、クラシックに興味がない、吹奏楽なんて縁がない、なんていう方にも、ぜひ一度は見に行ってほしい演奏会!
一言で言うならば・・・「一粒で二度美味しい!」演奏会なのです。

今日の演奏会は
エルガー作曲の「愛のあいさつ」からさわやかに始まりました。
毎回思うんだけど・・・「曲は知ってるけど、タイトルはわからない」「タイトルは聞いたことあるけれど、曲が出てこない」なんてこと、あるよね。
会場に入るときいただくプログラムを眺めても、最初はピンとこなかったり。
それが演奏が始まると、「あ!これか~!!」!
逆にまったく聞いたことないような曲でも、つい引き込まれて聞き入ってしまう。
生の楽器の音にはそんな魔力があります。
楽器を演奏できるって、すごいことだよね~。
管楽器やピアノはもちろんだけれど、タンバリンやトライアングルなんかのパーカッションもすごい!
ふだん私たちはカラオケで盛り上げるために、むちゃくちゃにたたいているタンバリンだけれど、プロの手にかかると全然ちがうものに生まれ変わっています^^;。
トライアングルの「ちりちりちりちりちり~ん!」なんて音。
一瞬、目覚まし時計!?って思っちゃいました。
それくらい早いんです、トライアングルを鳴らす棒(ビーターっていうのかな?)の動きが!
音が透明で綺麗です・・・。
トライアングルってこんなに魅力的な楽器だったのか・・・!
ハープも登場しました!
「プラトンの洞窟からの脱出」という曲で使われていたのですが、深海の暗い雰囲気の演奏の中で波間を漂うようなハープの音色がすごく映えて・・・とっても綺麗でした;;。
「モルダウ」、最初から最後までって・・・初めて聞いたかも。

15分の休憩後、第二部が始まると・・・お?
ステージのイメージがちょっと変わっています。
演奏されている団員さんの衣装が、白と黒の正統派の服装から、ピンクや水色、黄色の鮮やかなシャツへ。
一昨年までは5月と11月、年に2回行われていた演奏会。
5月は普通の「杜の都の音楽会」。
11月は「杜の都のちょっとくだけた音楽会」として、演奏される団員のみなさんも色とりどりなシャツ姿で華やかな舞台の演奏会になっていました。
それが昨年から年一回になって、前半はクラシックのような吹奏楽やオーケストラ用の曲。
後半は映画音楽や歌謡曲のような、私たちにも馴染みの深い曲が演奏されるように。
以前は「窓際のトットちゃん」の朗読と合わせた演奏やパフォーマンス(突然、本当にチンドン屋さんが登場したり!)があったり、曲の合間に楽器がお休みの団員さんが歌を歌ったり!
ただの演奏会ではなかったなぁ!
今年はディズニー映画「Mr.インクレディブル」のテーマが「007」ばりにかっこよくアレンジされていたり、平井堅の「瞳を閉じて」が壮大に演奏されたり。
2時間の音楽会は、あっという間に過ぎていってしまいました。

じつは前日・・・アパートの2階の住人が、夜中に大喧嘩をしていてさ^^;。
このアパートは総コンクリートで「防音性に優れています」っていうのが不動産屋さんの売りで、たしかに隣の生活音なんて聞こえたことないんだけどさ。
土曜日の夜中2時の大喧嘩はすごかったよ・・・;;。
男の人の怒鳴り声に目が覚めて、ものすごい物音に眠れなくなってしまいました・・・。
なので、今回の演奏会、居眠りが心配だったんです^^;。
でも全然!
いざ始まると、ほんと、楽しいし聞き入っちゃうのよ。
来年も心待ちにしています。