『産科医療補償制度』（無過失補償制度）のスタート

　　　◎出産事故で重度の“脳性まひ”となった場合、病院、診療所、助産施設等の施設に過失がなくても３０００万円の補償金が支払われます。

　　　この産科医療補償制度は、来年の１月１日から適用されます。

　　　“脳性まひ”は、１０００人に２人程度の割合で見られるとのことです。

　　　この制度の目的は、
　　　
　　　①脳性まひ児とその家族の経済的負担を減らす
　　　②脳性まひ発症の原因分析を行い、その結果を分娩機関と家族双方に説明し再発防止につなげるとういうものです。

　　　この制度の運営は、「日本医療機能評価機構」が契約者となって損害保険に加入します。

　　　１分娩あたりの保険料は３万円。

　　　出産一時金は現行は３５万円ですが、３万円引き上げる方向で検討もされているとのことです。

　　　公明党は、出産一時金は５０万円との方向でも取り組んでいます。

　　　訴訟のリスクが高いということが、産科医不足の一因とも言われている中での効果にも期待ができます。

　　　何より、出産事故、脳性まひ児が減少することを願うものです。