飯島医院

麻疹はピークを過ぎたようですが、まだ要注意。20代以下はワクチンを受けましょう。

5・31熱と検査Ⅱ

2006-05-31 10:39:42 | Weblog
コメントがあったので。たしかに日本では抗生剤を使いすぎてます。アメリカもその傾向があるようですが、欧州ではオランダなどは厳しく規制されていてそのため耐性菌が非常に少なくなっています。日本ではまだ熱=抗生剤という医師のほうが多く、小児科でもまだまだ大勢を占めていますが、ここ数年検査器械が普及したこともあって抗生剤の使用を極力減らそう、適正に使用しようという動きが見られます。ただ検査に頼りすぎるのもまずいし、検査をしたために余計悩むということも出てきますが、方向としては適応をきちんとして抗生剤を使うということでしょう。

5・30熱と検査

2006-05-30 16:22:52 | Weblog
朝はさわやかだったけど、ちょっと蒸してます。熱のお子さんに検査(指からとる血液検査)をするようになって5~6年になりますが、やらなければ薬を出して様子を見てたのが、検査をしたために入院するというケースが結構あって悩みますねー。結局何らかの感染症が多いのですが、何にも考えず最初から熱のお子さんには抗生剤というのは確かに楽なんだよなー。

5・29麻疹の流行

2006-05-29 10:39:06 | Weblog
茨城、千葉で麻疹の流行が続いており対岸の火事ではすまなくなる可能性もあります。茨城は早くから感染症研究所の介入を受け、緊急接種などの対策を採ったためだいぶ沈静化して来ているようですが、千葉は対策が遅れており保育園などにも広がっているようです。練馬区でも平時(非流行時)の対策はここ4-5年でずいぶん改善され、接種率も上がり流行が見られなくなっていますが、緊急時の対策というと心もとないと思います。行政、保健所、学校、園、医師会がまとまって対策を講じないと千葉の二の舞です。

5・27原作のイメージ

2006-05-27 10:35:46 | Weblog
まったく梅雨みたいな天気です。原作を読んでからみるとがっかりする映画はたくさんありますが、「失楽園」の凛子が黒木瞳だったのにはいたくがっかり、オジサンたちのイメージ(勝手な)からはかけはなれていました^^);「愛の流刑地」も映画化しないでほしいな。。。

5・26ダビンチ・コード

2006-05-26 10:54:25 | Weblog
「ダビンチ・コード」を見ました。見てから読むか読んでから見るか・・・見てから読んだほうが正解でしょう。映画はせいぜい70点。読んだときは非常に映画的だと思いましたが、超ベストセラーの映画化は難しいです。ハリポタも熱狂的な読者にとっては物足りないんでしょうね。読んでないからわからんけど。

5・24下流社会

2006-05-24 10:36:32 | Weblog
下流社会という言葉が流行っています。収入が低いだけでなく、コミュニケーション能力、生活能力、人生に対する意欲が低い、その結果収入も低いし結婚もしてない人を「下流」というんだそうで団塊ジュニア層(昭和46~49年生まれ)がこの中心をなすらしい。まあ食べてくだけなら困んないからね。一時代前は一億総中流化といわれ、われわれ団塊世代はその中心だったと思いますが、今は上と下に分かれて中間がないらしい。勝ち組・負け組というのも同じようなものか。

5・23季節感

2006-05-23 09:16:10 | Weblog
晴れた日が3日と続かない、5月の日照は過去最低だとか。思うに季節が前倒しになって11月からすごく寒かったり、2月にバカ暖かい日があったり、5月が梅雨みたくてめちゃくちゃですね。千葉や茨城で麻疹が流行ってるかと思えば広島ではインフルが流行中とか。病気の季節感もずいぶん変わってきました。変わらずヒマなのはうちだけ?

5・22イネ科花粉症

2006-05-22 12:10:15 | Weblog
昨日は医師会のコンペで東松山のゴルフ場に行ってました。後半からクシャミ・ハナミズが出てきて最後は下を向くとボタボタ、ゴルフになりませんでした。この時期こんなことはなかったのですが、ついにイネ科植物のアレルギーが出てきたか。10年前まではイネ科IgERASTは陰性ですが、5年前はスコア3ですから、時間の問題でした。これでスギ、ヒノキ、イネ科、秋のキク科とパーフェクトに年間通して花粉アレルギーがそろいました。自慢にならない・・・^^);

5・19微生物ハンター

2006-05-19 10:47:49 | Weblog
耐性ブドウ球菌(MRSA)などに効く抗生物質が発見されたというニュースで、画期的には違いないのですが、これが南アフリカの土に住む細菌から抽出されたというので、途上国の森林資源?を先進国が奪うみたいな騒ぎになってるとか。世界中で薬になる種(細菌、カビ、ウィルス)を探してる人を微生物ハンターと呼びますが、ほとんど人の立ち入らない密林などに入って種を集め、その中から薬として使えるものは10万分の1位の確立だとか。でも一発あたれば何十億何百億なので、密林の持ち主としては売り上げの何割をよこせという話。ウーン。