島村菜津さんの「スローフードな日本」を読んでいます。１９６０年代にくらべ今の日本人は動物性タンパクが5.6倍、油が6倍もとっていて、反対に海草、根菜、魚、大豆などがどんどん減り、ミネラルは1／7、植物性タンパクは1／5になっているそうです。1960年といえば昭和35年、私は中学生でしたがハンバーグなんてのは食卓に上らなかったし、家庭で作る洋食といえばカレーぐらい、まあコロッケやフライなんてのはあったけど、ステーキなんてたまに出てくる東京でしか食べたことがなかった。このあと日本中が急速に洋風化し70年代に入ってマクドナルドの進出から、ファストフードに席巻されてゆくわけです。でもこれはアメリカの謀略で小麦や牛肉を消費させる戦略にうまうまとのってしまって、取り返しのつかない状況に・・・。