武子太郎の武子の一文

役者、タケシタロウの気ままな日記でございます!

上野くん、電話です 終演しました!

2015-11-24 21:53:17 | 日記
改めまして、上野くん、電話です「もっとも迷惑な客死」
全公演終了しました。

前売り完売というありがたいことでありましたが、その分ハードルが高かったのも事実。

小劇場で、20代30代の日本人の役者が、スパイもの、ミステリーをやるということのハードルはずっと感じていました。

スパイものと言えば、映画でお金がかかったものの印象が大きいと思う。

それをどう我々の規模で、スタジオという小さな空間で、見世物として成立させるか。

もうほんとそこにつきると思う。

一番試したのが声の出し方で、スタジオ空洞という小屋ではない空間をどう利用するか。

飛ばし方と言うよりは、響かせ方なのかな。

お客さんが、いる、ということだけを意識して、なるべく声を飛ばさないように気をつけていた。
こういう声の出し方を本番したのは多分初めて。

普段は客席に向けて、「パン!」とか「キュン!」みたいな感じで、レーザーみたいに飛ばすイメージなんだけど、それは舞台と客席の距離を埋めるためにやっていることなので、今回のほぼゼロ距離ではむしろマイナスになってしまう。

だから身体の中で楽器のように響かせて、ボリュームそのものは可能な限り抑えてやってました。

その声の出し方から、自ずとキャラクターが決まっていったように思う。

今回ほとんどのシーンに一緒に出ていた、アマヤドリの小角まやとは、かなり色々話したしコンセンサスをとった。

練り上げるという感じ。

逆にどうしても必要な通過点以外はあまり決めず、本番出たとこ勝負ができたのは、嘘をなるたけつかない演技をしてくれるおかげ。

座組そのものもほんとにいい雰囲気で、最後まで楽しくやれました。


また、書きますねん

とりあえず、終わって次の日のインプレッションでした。

上野くん、電話くん、おつかれさま!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿