武子太郎の武子の一文

役者、タケシタロウの気ままな日記でございます!

面白い、ということ。

2014-08-27 22:42:19 | 日記
さて、またまた久々の更新。

本日でクロムモリブデン、全稽古日程が終了し、あとは小屋入りを待つだけとなりました。

月並みだけど、あっと言う間だったなあ。

そして本番が始まったらまたさらに早いんだろうなあ。

一つの台本を三ヶ月くらい色々やっていると、だんだんと飽和してくる。

みんなが工夫して、いかに普通じゃないことをやるか、面白さを追求する。

別にただ笑うだけが面白さとかではなくね。


でも日常生きてて、ふとしたことで大爆笑することがある。

自分は、舞台を見ている時にそんなに爆笑することはないなあと思う。

事実は小説より奇なりとはよく言ったもんで、日常は演劇より面白い。

でも時たま、日常で爆笑するレベルで笑う時がある。

それは、役者がその舞台でちゃんと生きている時。

芝居をやっていると、ついつい間とかテンポとか言い方を気にしてしまうけれど、ほんとにそこに生きて、自分の言葉で喋ってればただそれだけで面白いんだな。

段取りとか、テクニカルな制約とかで、なかやか舞台上に生きるというのは難しいことだけれど、そこの説得力のある役者は強いなあと思う。

血と肉を生贄として捧げながら、あの役の人物に命を吹き込む。

あとはただただ信じてやるのみ。

人事は尽くした。
あとは天命を待て。