武子太郎の武子の一文

役者、タケシタロウの気ままな日記でございます!

事後考察

2016-06-11 00:01:24 | 日記
主役である、ということをよく考えます。

明らかな主役が役回りとしている場合、いろんな考え方はあると思うけど、僕は他の役と責任が全く違ってくると思っています。

作品を、背負って立つ

シンプルに言えばそういうことになると思う。

台本の段階で面白いと思ったこの作品、最終的にいい評価が得られなかったら、自分の責任だ、と思っていました。

主役とは、野球で言うエースピッチャーだと思います。


エースは、ただすごいピッチャーというわけではなく、存在感、チームを引っ張る力、何よりこいつが登板したら絶対負けないという信頼感が必要だと思っています。

すごくすごくプレッシャーは強かった。

自分が端役だったら主役を食うつもりでやります。

その中で、真ん中に居続けること。

長い公演期間の中で、ぶれないこと。

共演者と、主宰を信じること。

時に喧嘩も辞さず、のつもりで共演者にぶつかっていきました。

クロムモリブデン、という劇団の中に、リアリティという刺激をいれること、それは挑戦でした。

そしてそれは、中盤以降を構成している、花戸ととかげへの信頼感があってこそ成立したものです。


僕の入団してからの6年の集大成として演じたし、それがクロムモリブデンの27年間の集大成になっていたらいいなと思います。

この役を与えてくて青木さん、支えてくれた劇団員、舞台に立たせてくれたスタッフさん、ただただ、感謝の気持ちでいっぱいです。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿