武子太郎の武子の一文

役者、タケシタロウの気ままな日記でございます!

喫茶店で、現実と折り合う

2011-04-27 16:24:47 | 日記
芝居終わり。

いつも精神的に不安定になります。


だって、プライベート全てを犠牲にして、体重にして四キロ分のエネルギーを全て舞台に捧げているんですもの。


前にも書いたけど、 舞台というやつは僕に常に供物を要求する。

輝きたいんなら生贄を出せと。

そして僕は必ずそれに抗えない。

しかも嬉々として、体重なり精神なりを差し出す。


そこには必ず血が流れ、そうして初めて舞台に呪術性が帯びる。

そんな血みどろの舞台が終わって約一週間は、非現実から現実に移行するリハビリ期間。


僕はこの東京という重力が重い街で

一人膝を抱えて現実と折り合う。

この作業はひどく孤独なものだ。

力が戻るまで、
誰の力も借りず一人回復に勤しむ。


体力は戻った。

もう少し

もう少し

絶対に転んだりしないように

傷つかないように

この時期に怪我をすることは

致死的

これは比喩的な意味で