武子太郎の武子の一文

役者、タケシタロウの気ままな日記でございます!

夏の終わりと苦手なこと

2010-08-29 12:40:23 | 日記
全然関係ないけど、昨日の日記の題名だけ見ると、なんだか性欲の話のようだが、違う。全然違う。

勘違いして読んだ人すいません!


さて、夏の終わりの話。


まず、僕が夏を好きな件。


前書いたかもしれないけど、僕は夏が好きである。

いや、もう好きなんてもんじゃない。

極端な話、35度以上が夏で、30~35度が春秋、それ以下が冬でいい。


しかも暑い夏が好きなのだ。


だから去年の夏は物足りなく(あんなの夏のうちに入らない)、今年の夏は大満足である。


これは性格のせいかもしれないけど、これだけはっきりというかシャキッとした季節はすごい。


朝起きて馬鹿みたいに暑く、蝉が馬鹿みたいに鳴いていて、空が馬鹿みたいにスカっと晴れて、雲が馬鹿みたいにくっきりしている。


そして夕方ドシャッと夕立が降り、夜はムシムシ暑い。


最高じゃないですか!


近しい人には有名だけど、頻尿な分汗をほとんどかかない。そして脂肪が無さすぎるから冬がきつい。


とにかく夏に向いてるのだ。


今年の猛暑でもクーラーは使わなかった。

扇風機で十分である。

暑いものは暑いわけだから受け入れる。

もとより昔は暖房はあったけど冷房なんてないわけだから、我慢できるはずなのだ。


そしてこの祝祭的な雰囲気も好きだ。

祭、花火、海、ビール…

なんか全体的に
「どうせ黙ってても暑いんだから騒いで汗かいちゃえ」的な開き直りの感じがいい。


本当に攻撃的な季節だ。


…その
…その夏がまさに終わろうとしている。

好きな分はっきりわかる。

まだ暑いじゃないかというかもしれないけど、それは問題じゃない。

この暑さも最後の悪あがきというか。


とにかく夏が死にかけている。


まず、雲が高くなった。

そして一番の変化は虫か。


蝉が減り、コオロギが増え、トンボを見かけるようになった。

これはもしかしたら田舎より都会にいるからより感じるのかもしれない。

田舎は自然が豊富にあるから、虫たちの引き継ぎが大変なのかも。


夏が暑ければ暑いほど、この夏の終わりは寂しい。

この胸をかきむしられる感じはなんだ!

祭が終わりに近づき、屋台が撤収し始めている感じ。


この有無を言わせぬ引き上げかたも好きだ。


他のなんでもそうだけど、強かったりでかかったりするほど、その死は壮絶で無慈悲で、どこかもの寂しい。

それが強大な悪だったとしても。


今まさに巨大な生物が、断末魔の悲鳴をあげて死にゆく時期だ。

また来年来るぞと。

そして、この終わりがあるからこそ、夏が好きなのだ。

他の季節は、次の季節に浸食されるように終わるけど、夏→秋ほどバツンと変わる季節はない。

どちらかというと、夏が力を失ったあたりを見計らって、No.2の秋がこっそり入り込むといった感じだ。

秋は暫定政権という感じ。


夏の終わりに比例して、心のパワーも減衰している。

半ば呆然としている。


なんか長くなっちゃったなあ。

こんだけ好きなんやなあ。

彼女(いないけど)の好きなところをこんだけ書けと言われても無理な気がする。


この異常なまでの夏の好きさは、

もう恋だ。


夏やバイクには、ちゃんと恋できるのになあ…


なんか重大な、大きな欠陥があるのかもしれない。