竹島研究室

竹島問題を研究する。

●本邦初公開(9)! 18世紀以後編さん官撰地誌「三陟府邑誌」鬱陵島のみ、独島は含まず

2008-07-15 00:00:37 | ●本邦初公開!
●本邦初公開! 18世紀以後編さん官製地誌「三陟府邑誌」鬱陵島のみ、独島は含まず
 ●18世紀以後成立「三陟府邑誌」
 ●所蔵:ソウル大学校 奎章閣所蔵
 ●注目点 
   「三陟府邑誌」は18世紀以後に編纂されたと推定される
   江原道三陟府の地誌である。編者は三陟府であることから、
   官撰地誌である。

   朝鮮時代後期、江原道の三陟鎮営使道と越松万戸が3年に
   1回ずつ鬱陵島を捜討していた。

   島嶼の項目に、鬱陵島の記載がある。
   本文は、『新増東国輿地勝覧』からの引用で、内容はほぼ同じ
   である。
   
   しかしながら、韓国側が独島と主張する于山島のことは記され
   ていない。東の海には二島あることが書かれているものの、
   島は蔚珍から見えると書かれている。それは鬱陵島だけである。
   つまり、18世紀以後、江原道の三陟府の地理的認識は、当時朝
   鮮王朝が支配していたのは鬱陵島までであり、独島は含まれて
   いなかったことが分かる。


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