ポルトガルのえんとつブログ

画家の夫と1990年からポルトガルに住み続け、見たり聞いたり感じたことや旅などのエッセイです。

K.21. 17世紀柄角皿 Travessa Sec.ⅩⅦ

2018-10-23 | 飾り棚

長さ 34.3cm

 我家の台所の壁にいつも飾って楽しんでいます。
 小あじの唐揚げの時に壁から外されておでまし。

 小あじはメルカド(市場)でたいてい1キロを買ってきます。
 ハラワタをエラから一気に引っ張り出し、塩コショーで味を付け、小麦粉をまぶし1キロ全部をいっぺんに揚げます。
 それをこの器に盛り付けるのです。
 簡単料理でお客さんの時のもう一品にも重宝です。

 普段二人ではとても食べきれませんので残りは「南蛮漬け」にします。
 玉ねぎ、人参、ピーマン、セロリなどを刻んで、砂糖、醤油、黒酢をぶっかけて出来上がり。

 「南蛮」とは文字通りポルトガル。
 ポルトガルにこのような料理があるのかな?と思っていたら、そっくりなのがありました。

 「カルパショ」という名前で夏の食べ物です。
 唐揚げした小あじに刻んだ野菜を酢とオイルでドレッシングしたものを、ジュワーとかけて食べるというもの。

 スペインに「カルパッチョ」という夏の冷たいスープがありますが、ポルトガルの「カルパショ」はスペインのとはちょっと違い、本当に「南蛮漬け」にそっくりなのです。MUZ

©2018 MUZVIT

 

 


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