ポルトガルのえんとつブログ

画家の夫と1990年からポルトガルに住み続け、見たり聞いたり感じたことや旅などのエッセイです。

K.54. 波型オリーヴ入れ azeitoneira

2018-11-26 | 飾り棚

直径10cm


 オリーヴ入れで縁が波打ったものは珍しい。
 描かれたオリーヴの実もまっ黒に熟れて美味しそうだ。
 このオリーヴ入れはサンペドロで買ったもの。陶器の村サンペドロはモンサラスのふもとにある。
 その周りには野原が広がり、ANTA(古墳)があちこちに点在している。いつの時代のものかは判らない。
 数個の巨石を柱状に立てかけ、その上に平たい大石を屋根として乗せただけの簡単なものである。
 ANTAの側にはオリーヴの古木が何本も生い茂り、枝には完熟した黒い小さな実がたくさんついていた。
 ちょっと離れた所から人の話し声とバシ、バシッという音が聞こえてきたので行ってみると、村人たちが数人でオリーヴの古木を囲み、長い棒を振り回してオリーヴの実をたたき落としていたのだった。MUZ

©2018 MUZVIT

 


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