ポルトガルのえんとつブログ

画家の夫と1990年からポルトガルに住み続け、見たり聞いたり感じたことや旅などのエッセイです。

K.039. アレンテージョ絵柄オリーヴいれ Azeitoneira

2018-11-11 | 飾り棚

直径 15.2cm

 収穫したオリーヴの実をドンゴロスの袋に入れ担いで持って帰るところだろう。
 太陽が西に傾き暑そうだ。

 オリーヴの木はあまり水の行き渡らない荒地などでも良く実を付ける。
 でも収穫となれば大変な作業だ。

 塩のたっぷり利いたオリーヴの塩漬けをあてによく冷えたアグアッペ(二番絞りのワイン)の一杯は重労働の後には堪らない。
 そうして収穫の喜びを噛みしめる。

 スーパーでは粒の揃った上等の塩漬けオリーヴが売られているが、私は収穫時期にメルカド(市場)で見かける不揃いなオリーヴの浅漬けが好きだ。
 小さいのや大きいの、緑の、黒いの、葉っぱまで混じったの。
 ちょっと渋いけれど、そんなオリーヴを食べていると、自分も収穫の手伝いをしているような気分を味わえる。

MUZ

©2018 MUZVIT


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