ポルトガルのえんとつブログ

画家の夫と1990年からポルトガルに住み続け、見たり聞いたり感じたことや旅などのエッセイです。

K.003. 素焼き舟水がめ Bilha Barro para Água

2018-10-12 | 飾り棚

 これも随分前にセトゥーバルの夏祭りの出店で買い求めたもの。
 なんともユーモラスな形が気にいった。
 水がめは普通もっと縦長。
 日本にも舟の中でも安定して使えるどっしりとした、舟どっくりと言うのがあるがそれに類するものだろう。
 港町の出店ならではの品。
 昔、暑い夏のギリシャをキャンピングマイクロバスで旅行中、水瓶には随分お世話になった。
 ポリタンクの水はすぐに生ぬるくなってしまうが、水瓶の水は逆にどんどん冷たくなる。
 素焼きだから気化熱を発し、中味の水を冷やすのである。
 魔法瓶(びん)いらず、大昔から使われてきた魔法の瓶(かめ)である。MUZ

©2018 MUZVIT

 


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