「かつをぶしの時代なのだ」
著者:椎名誠
椎名誠まとめページっ資料室(仮):「椎名誠」
「新橋烏森口にいた鉄人28号はいま誰の手で操縦されているか」
…著者の「昭和中期から後期の胡散臭いプロレス」への愛情があふれた章。
グレート・アントニオとアンドレ・ザ・ジャイアントの比較は「絶妙」としか言いようが無いww
「ある日、悲しみのドアを開けるとバランタインの水わりがあった」
…「らしい」のか「らしくない」のかよく分からんが←奇妙な味わいのショートショート風の一節。こんなのも書けるのか…と驚愕した次第。
「モノとモノをくっつける≪接着の歴史≫を一方的に感懐する」
…「糊」「セメダイン」「ボンド」「膠(にかわ)」のバトルにおけるさすがの描写は文房具マニア必見!
「ドクダミロックの絶叫にガクンとおれは忌まわった」
…RCサクセション(だからこの項のタイトルが↑)のライブに飲まれる著者の横に唐突に糸井重里が出てきて草。
後半、妙に棘棘しい著者の叩きつけるような文が目立って来る。
若干の違和感を抱えながら、まぁ若い頃の著者は確かにトンガっていたから…と読み進めていくと自身の「文庫版あとがき」で謎が解ける。
最後の最後、佐野洋子の解説がまた実にいい。忘れずにご一読を。
「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
著者:椎名誠
椎名誠まとめページっ資料室(仮):「椎名誠」
「新橋烏森口にいた鉄人28号はいま誰の手で操縦されているか」
…著者の「昭和中期から後期の胡散臭いプロレス」への愛情があふれた章。
グレート・アントニオとアンドレ・ザ・ジャイアントの比較は「絶妙」としか言いようが無いww
「ある日、悲しみのドアを開けるとバランタインの水わりがあった」
…「らしい」のか「らしくない」のかよく分からんが←奇妙な味わいのショートショート風の一節。こんなのも書けるのか…と驚愕した次第。
「モノとモノをくっつける≪接着の歴史≫を一方的に感懐する」
…「糊」「セメダイン」「ボンド」「膠(にかわ)」のバトルにおけるさすがの描写は文房具マニア必見!
「ドクダミロックの絶叫にガクンとおれは忌まわった」
…RCサクセション(だからこの項のタイトルが↑)のライブに飲まれる著者の横に唐突に糸井重里が出てきて草。
後半、妙に棘棘しい著者の叩きつけるような文が目立って来る。
若干の違和感を抱えながら、まぁ若い頃の著者は確かにトンガっていたから…と読み進めていくと自身の「文庫版あとがき」で謎が解ける。
最後の最後、佐野洋子の解説がまた実にいい。忘れずにご一読を。
「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
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