シリーズ｢読了｣

｢職場うつの人々　産業看護師・まるたま先生のココロの処方箋｣
著者:おぐらなおみ
原案:田中町枝(産業看護師)

…メンタル系の本の読後感でスッキリした事はないな…。

いやこの本みたいに実録モノなら解るのよ、結論やら答えやら出るような話じゃないんだから。

｢悩みスッキリ!○○するだけ｣｢鬱にならない△△な習慣｣…てなヤツ。
コレで治るなら最初から自力でどうにかなるわ!…な内容ばっかだ。

大小問わず、どの企業にも悩む人、病む人、キレる人…その被害者や加害者(原因かな)はいる。

どうにかして脱出するか、耐えるか、耐えられなくなるか…。

もはや｢運｣という気もする…。


しかし…全部が全部こうではないとは言え(つかむしろココまでのは少数派だろうが)…産業医や看護師がこの有様では、この国の会社組織って相当な綱渡りで成り立ってるのでは…?

いや、ひょっとして…今まさに、奈落に落ちている途中かも…。


｢満足度:◯｣
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ