ゑんぢんぶろぐ

のんきそうには見えますが頭の中は不安で一杯。あまり過大な期待と責任は負わせない方が互いにとって身の為です。いやマジで。

シリーズ「読了」

2017年02月18日 21時55分37秒 | 読書
「鴨川食堂おまかせ」
著者:柏井壽

前半の見せ場…マンネリズムの良さと言うか得意技と呼ぶべきか、食堂の方の店主、父:流(ながれ)の「おまかせメニュー」の細かな描写は実に美味そう(涎

今更ながら探偵事務所の所長の娘:こいしの立ち位置が「読者視点」にあると思い当たる。

例え「嫌な客」「不快な依頼」であっても「料理人」として真摯に向かい合う流(…ただし稀にイケズな振る舞いを見せる)、
一方…聞き取りの内容や依頼人の態度次第では不快感を隠さないこいしは確かに読み手の代弁者である。

物言わぬレギュラー…母の故・掬子(きくこ)はエンディングには欠かせない存在。

まだまだ色々と伏線が仕込んであるようなので更なる続巻に期待。

過去作
っ3作目:「鴨川食堂いつもの」
っ2作目:「鴨川食堂おかわり」(既読だがレビューはまだ)
っ1作目:「鴨川食堂」

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ

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