ミュージック&カルチャースタジオ ハーモニーフォレスト ♪Natsu♪ のブログ 

沖縄出身宮城県大崎市の音楽指導&料理講師。教室・パワーコーラス・ベーチェット病など自分の難病について発信してます

仙台国際音楽コンクール

2010年06月29日 | 日記
とても素晴らしいコンクールでした♪
1日目に聞いた3名全員が入賞!とってもラッキーだったかも
写真には本番前、熱心に音の調整をしていたコントラバスの河野さんがいます。

http://www.simc.jp/index_j.html
ピアノコンチェルト部門を聞きに行ったのですが、さすが、国際コンクール!!
会場スタッフの対応はとても丁寧で、心遣いも行きとどいていて本当に素晴らしかったし、
もちろん世界各国で行われたオーディションを勝ち抜いてきただけあって
目も耳も一瞬たりとも離せない心に響く素晴らしい演奏でした。

指揮者山下一史先生率いる仙台フィルハーモニー交響楽団の
演奏はピアニストと本当に息がぴったり。
山下先生は緊迫する演奏の中で、時にはピアニストに対してやさしく微笑みかけたりと
改めて素晴らしい人だなぁ~とますますファンになりました

さて、私の中で1位??と予想を立てたピアニスト、マリア・マシチェワさん。
プロコフィエフ / ピアノ協奏曲 第3番 ハ長調 op.26を演奏したのですが
声楽科出身だとプロコフィエフの作品との縁がほとんどありません。
近現代ならではの不協和音を使った面白い和音や、オーケストラの演奏も
伴奏とは思えない作品です。
全体的に活気あふれる楽曲なのですが、
彼女の演奏は「びっくり箱」「サーカス」を思わせるように
次から次へと新鮮で楽しく、とても曲の特徴を捉えた演奏だったと思います。
結果は2位でしたがタケダにとっては胸ドキュンの演奏でした。

そして1位を獲得したのが
ラフマニノフ / ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 op.18を演奏した
ヴァディム・ホロデンコさん。
ラフマニノフの2番はタケダも今まで色々なピアニストが演奏した音源を聞いています。
中でもラフマニノフ本人が演奏した2番はタケダの中でもとても強烈な印象が残っているので
ヴァディム・ホロデンコさんはどんな演奏をするのか楽しみでした。

精神的に病んでしまったラフマニノフが立ち直って書きあげたと言われている2番。
1楽章・・・本人が演奏する「苦しい」「激しい」という印象と異なり、
彼の演奏は「美しく、切ない」と感じました。
しかし、2楽章、そして特に3楽章は涙が出るくらい素晴らしかった。
作曲者の意図を考え、悩み、表現する事の難しさを改めて感じました。

来月からピティナピアノコンペティションの予選が始まります。
私も、出場する子供たちと共に悩みながら良い演奏が出来るように
頑張らなくっちゃ!と思っています。

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