新世界都市伝説ノート~事実の裏に潜む真実~

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ロスチャイルド物語SEASON1⑦/11イギリスの金融街シティとは?

2024-02-17 07:05:28 | ロスチャイルド物語

16世紀後半、エリザベス1世の時代、シティは優越的な地位を得て、大英帝国のあらゆる覇権的な事業に参加することになります。

1588年には、シティの予算でスペインの無敵艦隊に対抗するため20隻の艦隊を結成しています。

シティはアイルランドやアメリカの植民地化にも手を貸しました。

1694年、英仏戦争で財政が悪化したイギリス政府が借り入れを受けるために、イングランド銀行がシティに設立されました。

イングランド銀行は、国王に承認された豪商などを株主として設立されています。

イングランド銀行は、18世紀を通じて政府へ戦争資金の貸し付けを行いました。

イングランド銀行は、海外へ軍事資金を送金する業務も請け負いました。

後にネイサンは、イングランド銀行も支配することになります。

 


ロスチャイルド物語SEASON1⑥/11ロスチャイルド三男ネイサンの台頭。

2024-02-16 06:49:05 | ロスチャイルド物語

1798年頃、マイアーは三男のネイサンをイギリスに送り込みました。

ネイサンはイギリスで織物業界に食い込んでいきました。

産業革命で大量に生産される綿花を安く買い、それをドイツに高値で売ってたくさん儲けました。

ドイツはナポレオン戦争(1803~15)で品薄になっていたのでよく売れました。

その間、マイアーは、イギリスから来ていたセールスマンをドイツに引き留め、ドイツでたくさん綿製品を受注させました。

セールスマンがイギリスの工場に発注する前に、ネイサンは材料を安い値段で大量に買い占めておきました。

セールスマンがネイサンに発注します。

ネイサンはイギリスの工場に生産を依頼します。

でも、原料はネイサンが独り占めしているので工場は生産できません。

発注通り生産できなかった工場は、多額の違約金をネイサンに支払うこととなりました。

親子の連係プレーで見事暴利を得たのでした。

ネイサンはこの資金をもとに、1804年、ロンドンの金融街シティに移り、マーチャント・バンカーとなります。

 


ロスチャイルド物語SEASON1⑤/11初代ロスチャイルドのマイアーと5人の息子たち。

2024-02-15 06:41:23 | ロスチャイルド物語

初代ロスチャイルドのマイアーは、グーテレと結婚し、20人の子を作りました。

しかし、ゲットーは不衛生な環境なので、10人の子を亡くしました。

5人が娘で5人が息子でした。

長男:アムシェル(1773~1855)フランクフルト家

次男:サロモン(1774~1855)ウィーン家

三男:ネイサン(1777~1836)ロンドン家

四男:カール(1788~1855)ナポリ家

五男:ジェームズ(1792~1868)パリ家

マイアーは、ロスチャイルド帝国の基礎を築くために、5人の息子を矢を放つようにヨーロッパの主要都市に放ちました。

長男のアムシェルは、フランクフルトにとどまります。

そして、マイアーは、息子たちに贈り物・貸付・投資でビジネスで成功できるように、賄賂について徹底的に指導するのでした。

 


ロスチャイルド物語SEASON1④/11初代ロスチャイルドの精神「ユダヤの神は金である」

2024-02-14 06:31:07 | ロスチャイルド物語

初代ロスチャイルドであるマイアーは、少年時代にラビを目指したこともありました。

ユダヤ人は神から選ばれた民であり、世界を支配することが約束されていると信じていました。

そんなマイアーでしたが、いつしか絶対的な神は「貨幣」であると信じるようになりました。

貨幣は、神をも含むすべてのものを商品に変えます。

貨幣は人間世界ならびに自然から固有の価値を奪い、支配します。

人はそれを礼拝します。

政治もまたお金の力でコントロールできます。

「貨幣が世界の権力となる」

このことがユダヤ教の世俗的精神であり、キリスト教精神の土台となり、ユダヤ人はユダヤ人的方法で自己を解放させ、ユダヤ教の完成を目指す。

これが彼のユダヤ的信仰となるのでした。

 


ロスチャイルド物語SEASON1③/11「初代ロスチャイルド・マイアーと、ヴィルヘルム公」

2024-02-13 06:44:14 | ロスチャイルド物語

ヴィルヘルム公は、フリードリッヒ2世の息子で、後のヴィルヘルム9世です。

また、ヴィルヘルム公は、イギリス国王ジョージ2世の孫でもあり、ジョージ3世とは従兄弟であり、デンマーク王の甥でもあり、スウェーデン王とは義兄弟でもありました。

ヴィルヘルム公は、ヘッセンで若者を傭兵として育て貸し出す傭兵ビジネスをしていました。

アメリカ独立戦争(1775~1783年)では、イギリス政府に毎年1万5千人の傭兵を貸し出していました。

さらに、王族、政界の人たちに広く貸し付けを行っていました。

こうして、ヴィルヘルム公は、ヨーロッパ随一のお金持ちとなりました。

マイアーは、そんなヴィルヘルム公に気に入られて宮廷御用商に任ぜられ、傭兵ビジネスのもうけをがっぽりもらえるようになります。

マイアーは、父親のフリードリッヒ2世とも仲良くなって、その威光を利用し政界に足場を築きました。

そこで彼は王族の秘密を把握し商売に利用しました。

マイアーは、商売にかけては抜け目がなく貪欲でした。

ヴィルヘルム公は1786年、父フリードリッヒ2世の死に伴い、ヴィルヘルム9世となりました。

ヘッセン=カッセル伯方を継承し、当時ヨーロッパ最大級と言われた資産を相続しました。

マイアーのフランクフルト・ロスチャイルド商会は、1789年頃、ヘッセン=カッセル伯方家の正式な金融機関に指名され、借款の仕事に携わりました。

1801年頃からは、ヴィルヘルム個人のお金の管理も任されました。

マイアーは、傭兵代金をイギリスで直接投資に回せるようにし、ロンドンにいる3男ネイサンに運用させました。

さらに、マイアーは情報でお金を儲ける仕組みを作ることに成功します。

マイアーは、ヨーロッパ全土の郵便事業を独占していたテュルン・タキシス家と仲良くなってスパイとして活動してもらえるようになりました。

重要郵便文書を勝手に開けて中身の情報をマイアーやヴィルヘルム9世に知らせていました。

また、マイアーやヴィルヘルム9世にとって都合のいいように、速く郵送したり、遅く郵送してもらったり操作を行いました。

このようにして、マイアーのビジネスは、1790年代に急速に成長し、マーチャント・バンカー(国際的な銀行家)となっていきました。