愛宕山の麓で気ままに田舎暮らし

「笠間クラインガルテンの日々」からタイトル変更しました これからも笠間の地で多くの人々と触れ合いながら野菜作りを楽しみに

里山に梅を求めて

2012-04-02 16:11:57 | Weblog
今回は、28日(水)から4月1日(日)まで5日間の笠間暮し
冬の寒さに耐えてやっと咲きだした笠間市郊外の梅を見ようと、自転車で・・・
クラインガルテンの近く


そして、茅葺のお宅にも


こちらは連翹?
 満開でした

竹林をバックに真っ白な梅


まだ蕾も多いようですが、たくさんの花をつけて
 
顔を近づけると、何ともいえない梅の香が



道路際のスイセン


陶芸の丘の近く、遠目に鮮やかな白


取り残されたような1本の梅ですが・・・

確りと剪定されています 

 
花は当然のこととして、枝振りも楽しめるのが梅



一方こちらは、梅林

実の収穫が簡単にできるように、枝は上には伸ばさないようです

途中こんな風景に


そして、まだまだいろいろな梅に
  

こちらは道路にせり出すように咲いている老木?
 

丘の上の畑に植えられた梅


そして、紅梅も



後方の咲き始めのような白い花は辛夷でしょうか

こちらも大変よく手入れされた梅林
 

枯れ草等を燃やす作業をされている方にお話を・・・

こちらの梅は、自宅や親戚・知人に差し上げるためのもので販売はしていないそうですが、20本はゆうに越す本数
使いでがありそうです
それにしても、畑がもったいないようですが、「何を作るにしても手間が掛かるので」と
お子さんは会社勤め、とのこと
それにこの辺りはイノシシに畑を荒らされることも多く、サツマイモ等は栽培できない、と
因みに、このお父さん、昭和7年生まれで、今年80歳になられるそうです

ところで、薬は、
「本当は2,3回かけるといいんだへが、1回だね」とのこと

そして、勧められたタバコを久し振りに吸いながら、話をしていると、
明日一緒にゴルフを予定している友人から、
「明日は大荒れの天気になりそうなので、中止にします」との電話

電話をしおに失礼して、再び自転車に・・・


そして、この巨木
 屋根を越して・・・
根元は

とても梅の木とは思えないような

そして、最後は笠間市の指定文化財の「滝野不動尊」


ところで、梅の生産量をインターネットでみると、圧倒的に和歌山県
次が群馬県で茨城県は10位前後とか

梅は遣唐使により中国より我が国にもたらされたということですが、
花の香りを楽しむ中国と異なり、日本では徐々に華やかな桜に押され、
やや影の薄い存在になってしまったようです
万葉集には100首を超える梅の歌があるそうですが、当時はもっぱら白梅だったそうです
しかし平安時代になると枕草子に「木の花は濃きも薄きも紅梅」と述べられるように、
特に紅梅が喜ばれるようになった、とか

『良寛の歌にこんな一首がある。
 足引のこの山里の夕月夜ほのかに見るは梅の花かも
 早春の静かな山もとの村の夕月夜、その夢のやうに淡くぼんやりとした明るみの中に、
 ほんのりと浮かんだ幻のごときもの ― それは今を盛りと咲く梅の花であった。 
 かう云ったやうな其の場合の作者の感興には、何とも云ひようのないあたゝかみがある。』  
  「花の名随筆2 二月の花」(作品社出版)収載 相馬御風「梅花雑感」より

また、
『梅の花は寒さに耐えて花を咲かせ、松・竹は寒なお緑を保つところから、松竹梅は古来、「歳寒の三友」と称し、
 めでたいもののしるしとして、画題や祝い事の飾りなどに用いられる。
 また、梅の花の高潔な姿は、竹・蘭・菊とともに君子と呼ぶのにふさわしいところから
 「四君子」の一つとされ、東洋画の画題として好まれる。
 また、四季の中で他にさきがけて咲くところから「花の兄」と称する。』
  小学館発行の「花の手帖」より

今年は、梅と春本番が同時にやって来たようですが、
 『 むめ一輪 一りんほどの あたたかさ 』 服部嵐雪
 
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