愛宕山の麓で気ままに田舎暮らし

「笠間クラインガルテンの日々」からタイトル変更しました これからも笠間の地で多くの人々と触れ合いながら野菜作りを楽しみに

鳳台院

2015-05-13 08:52:58 | Weblog
5月10日(日)、鳳台院のシャクナゲを見に、朝6時前に車でラウベをスタート
サイクリングを兼ねて自転車で行きたかったのですが、7時30分からは毎週行われているクラインガルテンのラジオ体操
やむをえず車で・・・
途中

何とも、新鮮な空気に

既に田植えも終えて

毎年のことながら清々しい気分に

そして・・・
 山門
曹洞宗のお寺さんです

こちらが本堂


駐車場に車を停めさせていただいて、上り坂を・・・


既に道の両側に、様々な色合いのシャクナゲが








そして、観音堂へ


隣接してシャクナゲ園があります
こちらは・・・ツツジ?


そして、シャクナゲ園の中へ






それにしても、花色が豊かで・・・




向かいの丘にも


今回3年ぶりに訪れてみて気がついたのは、以前よりもシャクナゲが少なくなったような
まだツボミのものが多いために、そう見えたのかもしれませんが・・・
それにしても、これだけのシャクナゲを管理するのは大変なことと

向かい側へ




山並みを背にした観音堂です


そして、駐車場へ向かう途中

ミズキかヤマボウシと思ったのですが・・・

花をよく見ると、チョッと違うようです

帰って調べてみると、スイカズラ科の「ヤマデマリ」ではないかと
それにしてもこの時期、白い可憐な花を咲かせる花木が目につきます

杉本秀太郎は「花ごよみ」(平凡社発行)のなかで、こう書いています
『しゃくなげに人気が集まるようになったのは戦後のことである。
登山小説とでもいうべき井上靖の読み物が流行したそのあとに、しゃくなげは、あちらこちらの山寺が境内に植えるようになった。
なぜ、またこんな寺にこの花が、と怪訝に耐えないこともしばしばある。』

井上靖は「文学界」の昭和25年3月号に「比良のシャクナゲ」という短い作品を発表しています
ただ、この小説の中で「シャクナゲ」が出てくるのは次の一説だけです
『わしが初めて比良の山を見たのは、あれは、わしが二十五の時だった。― そうだ、それより数年前に、わしは丁度その頃売り出された写真画報という雑誌の口絵で、比良の山を見たことがあった。まだ、第一高等中学校の学生の頃だった。本郷の下宿で、そこの娘が持っていた雑誌を何気なく手に把って開いた時、開巻第一頁に、当時流行の紫色の色刷りで載っていたのが「比良のシャクナゲ」の写真だった。
 わしは今でもはっきりと憶えている。その写真は、はるか眼下に鏡のような湖面の一部が望まれる比良山系の頂で、高山植物・石南花のみごとな群落が、岩石がところどころ露出しているその急峻な斜面をまるでお花畠のように美しく覆っていた。』

私も京都で仕事をしていた折に、よく比良山系の山々を歩きましたが、確かにここのシャクナゲは美しいものでした
汗をかきながら山を登って、そして、見るからでしょうか
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