「平家の郷」常務 朽木敬之のブログ

宮崎創業1983年 
ハンバーグ専門店「平家の郷」
www.heikenosato.jp

プロセスが大事。結果が全て。

2009-03-20 01:50:44 | Weblog
 今日の打合せの前に、早めに喫茶店に行き、30分ほど仕事をしていた。すると隣に美容院に努める二人が座った。(会話の内容から美容院だと)

 二人とも見た目は若く、20代~30代前半だろうか。始まりはこうだった。

 「最近、悩んでることがあるんだったら言ってみて」

 すると部下は話始めた。「自分にお客さんが付いてくれない、お調子者のアイツにはなんでお客さんが付くのか、あの子はアレが出来てない、正直仕事嫌になってきた、どうすればいいのか分からない」と。つい自分への苛立ちが溜まると、人への不満も出てしまう。

 上司はずっと話を聞き、ある程度聞き終わると話を始めた。

 「お前の仕事を見ていると覚悟が見えない。お客さんに付いて欲しいのに、お客さんに喜んで欲しいと思ってない。ただ、自分の能力を誇示したいように見えてしまう。確かに実力があるとは思うけど、それ以上に大事なものがあると思う」つい、感心して聞き入ってしまう。

 「仕事は一人でしてるんじゃない。仲間を大事にしなかったら、お店としてお客さんに喜んでもらうことも出来なくなる。お前は給料上げて欲しいかもしれないし、肩書きが欲しいかもしれない。だけど、本気でそう思うなら、もっとお客さんのこと考えて仕事しなきゃいけないんじゃないかな。自分のモチベーションが低いからって、イライラしてるのを誰かにぶつけたら、全員の士気が下がっちゃう」

 「お前は賢すぎるし、なんでもかんでも自分でやろうとしちゃってる。そんなんじゃ、ホントにやらないといけないことが出来なくなっちゃう。それじゃ、うまくいかなくなるよ。もっと仲間を信頼してやろうよ。そしたら管理職につけてあげたい」と。(思い出しながら脚色してます。笑)

 そんな感じのとこで、相手が来たのでそこまでしか話を聞けなかった。見た目はチャラチャラしてる感じだし、若そうだったけど、信念があって素晴しいなと思った。ちゃんと話を聞く姿勢、それに応えてあげる姿は、素晴しいなと。

 年齢とか、キャリアとか関係ない。どこまで大事なことを必死になって伝えていけるかだと。他の人の面談ってなかなか聞けるもんじゃないから、非常に勉強になりました。

 多分彼は誰かに言われた訳でもなく、店の雰囲気を感じ取って休憩の合間に話をしたんだと思う。話の内容からすると店長かな。業界関係なく、本気の人ってカッコイイなと思った瞬間でした。


 今日の会議では、社長から厳しい発言が多かった。悔しかった。仕事においては、プロセスが大事だ。でも結果が全てだ。結果なしでは、プロセスは評価されない。いくら努力しようとも、結果が出なければ、その努力が評価されることはない。結果を出すまで努力し続けなければならない。

 やっていることは間違ってない。足りないんだ。こと足りるまで諦めるな。足りたら、次にやるべきことが見えてくる。それまでは繰り返すのみ。常に、共に、仲間と戦い、成長し続けなければならない。

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